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物流ニュース
全ト協 テレビ会議システム導入、各地で受講可能に
2014年12月23日
全ト協はこのほど、会員サービスのさらなる拡充の一環から、テレビ会議システムを活用した講習会をスタートさせた。第1回として11月26日に、特殊車両に関する講習会を実施。埼玉県や愛知県、大阪府など13会場がテレビ会議を通じ、合計で96人が同講習会を受講した。
同システムは東日本大震災を教訓に、緊急時に各地方ト協と連絡を取るなど防災対策として24年度から構築を目指しているもので、昨年6月から実質運用を開始していた。
今回、7月に総合会館が完成し、同システムを活用できる環境が整ったことから、講習会やセミナーへの活用をスタートさせた。初の試みとなった同日の講習会では、佐川急便安全推進部安全推進課の立花浩幸氏が、「特殊車両で道路を走るために必要な知識」をテーマに講演。特殊車両に関わる法令、取り締まりや違反者への罰則等について説明を行った。
全ト協では現在、安全セミナーや原価計算セミナー、引越講習など各地方ト協で開催しているが、その数は年間250回にも上る。一方、地方ト協で行う講習・セミナーは原則、1回の開催であるため、何らかの理由で受講できなかった場合は再受講の可能性がほとんどないのが実情だ。また、講習によっては遠方へ足を運ぶなど、受講者の時間的負担も課題となっていた。今回のテレビ会議システムを活用した講習会の開催は、こうした課題の解消を図り、会員サービスのさらなる拡充の一助にしたいとして始めた。
福本秀爾理事長も、「双方向に会話ができるということは大変意義のあること」とした上で、「今後も同システムを活用した委員会や講習会などを実施し、縦横無尽に使えるよう取り組んでいきたい」と期待を寄せる。
同システムの活用が本格化すれば、1か所で行われる講義を全国各地で受講できる。また、これまで受講チャンスを逃していた会員にも受講機会を与えられる。
◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会この記事へのコメント
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