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物流ニュース
「トラック償却できない」 大幅値上げに驚愕
2024年11月1日New!!
車両本体だけでなく、タイヤ、部品と、あらゆるものが値上がりし、「これまでのような運賃では償却できない」という嘆きの声が聞かれる。
大阪府和泉市の運送事業者は、2年前に4トンウイングのゲート付き車両を990万円で購入。物量の増加に伴い、今年9月に同じ仕様で見積もりを依頼したが、提示された価格に同社社長と役員はあぜんとしたという。「価格はなんと1200万円。昔の大型車並みの額に本当に驚かされた。いまの運賃では5年は絶対無理で、7年程度かけて償却していくしかない」と語る。
4トン車での地場配送が中心の同社では、「1台の売り上げは月に70万円足らず」だという。「週休2日制で時間外労働は月60時間以内だが、賃金は長距離輸送を積極的に行っていた時代のまま、月30万円強」。さらに、「燃料費が十数万円、福利厚生や管理費などさまざまな経費を差し引きすると残りは20万円余り。車両の償却を5年で行うと、この期間は全く利益を得られない」。さらに、「万一、事故が発生した場合は一発で赤字に陥る」とも。同社長は新車を購入するかどうかで頭を抱えているという。
車両調達は厳しい状況
「7―8年前と比べて2トン車で100万円ほど値上がりしている。納期も10年前は4―6か月程度だったが、現在は1年以上かかっている」とこぼすのは富山県の運送会社幹部。「急に車両が必要になった場合は中古で探すが、他社も同様の状況のようで、中古車の相場も上がっている」と話す。
同氏は、「車両の調達が難しくなっているため、ドライバー不足で稼働していない車両が出ても、怖くて売却しにくくなっている。昔だったら『使わないなら売ってしまえ、必要になったらまた買えば良い』といった具合だったが、今はおちおち売り払えず、経費だけ支払う羽目になっている」と話す。
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円安ドル高株高物価高政策を10年以上続けたら当然こうなる
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これ見よがしに高級車乗ったり
クルーザー何隻も持って海外旅行に
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まだ諦めて働いてる人いるけど
いい会社沢山ありますよ
ブラック会社の取り締まりの強化を
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特にミズヤと呼ばれる中抜き仲介業者
此等を何とかしないと何時まで経ってもドライバーの給料や事業者達の売上は上がらない
そのとうり
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