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    配車係になったドライバー

    2015年2月11日

     
     
     

     4トン車に乗るドライバーが勤める運送会社は、社長の息子が専務を務める典型的な零細運送会社。ある日、社長に呼ばれ「配車係にまわってくれ」と突然言われる。「自信がなかったため断っていたが、何度も言われるので了承した」と、配車係へステップアップした。
     「配車係は座っているだけ、と思っていたが、実際にやってみると営業マンの代わりもしなければならず、配送ミスや積み荷の破損事故の処理など、多くの仕事に翻弄された」と話す。
     また、「一番つらいのはドライバーとの関係」という。「大型ドライバーは自分より稼いでいるはずだが、コーヒーをおごるのは事務所の人間と、暗黙のルールもある」と苦笑い。


     上から下から、得意先からの板挟みで神経をすり減らす毎日に、「できれば、またドライバーに戻っていい汗をかき、お酒を飲みたいというのが本音」という。

     
     
     
     

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