山口ト協（国広和之会長＝国広倉庫運輸社長）はこのほど、ドライバーをはじめ業界で活躍する人にクローズアップしたウェブメディア「トラックヒーローズ」を開設。リクルートの次の一手として、ＳＮＳと連動し業界の今を伝えていく。

開設は、青年部会（柏原宏輝部会長）の活動をＰＲする方法を探すなかで、「業界外の人に情報発信したい」と考えが一致したことがきっかけ。厚労省の人材確保関係の助成金を活用し、ウェブメディアを立ち上げた。

同メディアは、ドライバーや業界の見せ方にこだわる。ユーチューブやインスタグラムで公開したリクルート動画は、会員企業の経営者やドライバーが業界で働くメリットを重厚なギターサウンドとともに発信。このうち元気ジャパン（木下久雄社長、山口市）の女性ドライバーは、子育てとの両立で就業前に感じた不安と、会社が示した解決策をリアルに語っている。

ほかに、業界で活躍する人たちへのインタビューも。現在、国広倉庫運輸の配車と乗務を兼任する女性が紹介されているが、今後、県内で働く業界人を取り上げていく。

制作担当者は「業界のイメージすら湧かない人に、まずは目を向けてもらうことが目的。この業界の良さだけでなく、拘束時間など課題も発信することで、業界の今の姿を見てもらえると考える」と話している。

◎関連リンク→　一般社団法人山口県トラック協会