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物流ニュース
コラボデリバリー 吉祥寺の物流改善で経産大臣表彰を受賞
2015年3月20日
コラボデリバリー(有冨慶二社長、東京都中央区)は東京都武蔵野市吉祥寺界隈の物流改善を、吉祥寺活性化協議会、タイムズ24、アトレ、豊橋創造大学、武蔵野市と協力して実施。昨年12月にはグリーン物流パートナーシップ会議で優良事業者として「経済産業大臣表彰」を受けた。
表彰時の発表によると、改善のカギは路上荷捌きの車両問題。吉祥寺界隈は大規模店舗が吉祥寺駅を取り囲むように点在し、商店街が各大型店舗までのアプローチを構成。「回遊性が魅力」な街である一方で、物流面では商店街の路上での荷捌き作業が常態化しており、買い物客の通行を阻害する要因となっていた。そこで「荷捌き問題をまちづくりの一環として考え、共同集配という単一ツールの導入ではなく、様々な局面に対応するために必要な方策を包括的に実施すべき。改正道交法に対応した対策が実施困難な事業者にとっても良好な荷捌き環境を構築し、そのための共助の観点が重要」として「吉祥寺方式物流対策委員会」を平成20年に設置。地元関係者、輸送・駐車場事業者、行政などの関係者で構成し、まさに「まちをあげての取り組み」だった。
取り組みのポイントは、吉祥寺活性化協議会が「きっちり・すっきり・吉祥寺推進活動」として「荷捌きルール徹底週間」を実施。商店会関係者が中心となって年3回、路上で荷捌き作業をするドライバーなどに荷捌きルールの必要性と徹底をPRした。また、大型店舗であるアトレは納入のための駐車開始時間を1時間繰り上げ、荷捌きバースを増設し、館内キャリー制度を導入。タイムズ24は約30か所の駐車場を指定時間内・月額固定額で荷捌き用に提供。コラボデリバリーは同地区の商店街を対象に共同集配事業を請け負った。この事業を実施するにあたり、武蔵野市は貨物拠点として共同集配送センターを設置した。これらの取り組みで商店街での荷捌き車両がなくなり、回遊性の高い歩行空間が創出された。
◎関連リンク→ コラボデリバリー株式会社この記事へのコメント
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