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    若手求職者、条件厳しく 「週休2日・残業なし」希望

    2015年3月10日

     
     
     

     神戸市と大阪府堺市で事業を経営する運送会社の社長は「求職者の大半は高齢者。中には若い人材もいるが、あまりにも条件が厳しすぎて、こちらが採用したくとも採用できないケースが多い」と語る。
     同社社長によれば、若手求職者の希望条件は「土・日・祝日休みならびに、午前8時から午後5時までの勤務で残業はなし」。同社は2トン車での近畿圏内の配送業務だが、企業向け商品の配送であることから、土曜日の休みや午前8時から午後5時までの定時が約束できない。「このことを言うと断られるケースが大半」と話す。


     同社社長は「運送事業は工場や一般事務と違い、決められた時間、曜日で休むことは本当に難しい。ほかの会社で好条件を出されれば、若手の確保はこれからも困難になる」と諦め顔だ。
     また、大阪府和泉市の運送会社では「最近の若者は正社員として勤務することを嫌う人が多い。当社でも倉庫要員で採用した人材が社会保険加入などを拒み、フルで仕事をすることを避けている。倉庫要員のアルバイトとして採用してもよい人材であれば、ドライバーへの転向も考えているが、ドライバーとして正社員採用を持ちかけても断られる。必要以上に求めれば退社してしまう可能性が高いことから、あまり口を出せない」と語る。
     同社社長は「若い世代の人は週休2日制で、自分の時間がしっかりと取れる仕事を求めている人が多い。ドライバーなど長時間労働になりがちな職業は避けられるようだ」と説明していた。
     20年も前なら定職に就くことが当たり前の時代であったが、今では生活ができて、自分の時間が持てる職を若い世代の労働者は求めているようだ。今後は、1台のトラックで2、3人のドライバーを採用するなど、若年者に合わせた仕組みなども考えていかなければならないのかもしれない。

     
     
     
     

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