オリエント・サービス（伊佐治俊尋社長、春日井市）では、昨年１２月から「オリエント・レンタカー」として、新事業を展開している。
　レンタカー事業部の責任者である伊佐治徳紀常務は「社長の『現状維持は衰退だ』という経営哲学の中で、会社として新しい事業に着手する必要性があった。世間の動向を見ると、車を持たない世代が増えていることから、レンタカーの需要が高まっている」と、事業部の開設経緯を語る。
　「春日井市で２５年目の運送屋さんが、レンタカー始めました」というキャッチコピーで地域密着をアピール。新車を取りそろえ、金額も他社のほぼ半額に設定したという。そして、最大のセールスポイントが「地域密着」の名の通り、市内の住居・職場まで無料で届けて・引き取る、レンタカーデリバリーである。「お客様の所へ無料で車を持っていき、回収する。これが運送会社の強みと言える。車を所有していない人が借りるわけで、他社との差別化を考えてのサービス。２トントラックもラインナップしている」と伊佐治常務。春日井駅・勝川駅への無料送迎や、レンタル時のお客様車両の無料預かりも並行して行っている。

　「予約や問い合わせも上々で、反響もいただいている。今はＰＲの時期なので、今後は更に拡充できれば」としている。
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