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物流ニュース
滋ト協物流セミナー 全ト協の坂本会長が講演、長浜市に約500人が集結
2025年1月8日New!!
【滋賀】滋ト協は11月21日、北ビワコホテルグラツィエ(長浜市)で令和6年度物流セミナーを開催。荷主企業や会員事業者ら約500人が参加した。
松田直樹会長(松田商事)はあいさつで、「運送業界はこれまで、労働時間が2割長く賃金が2割安いと言われていたが、今年4月1日以降はすべての運送事業者がコンプライアンスの徹底を求められるようになり、『2割長い』はなくなったが、『賃金が4割安い』となってしまっている」と指摘し、「今まで労働時間を伸ばしてそれなりの給料をもらえていたが、これでは大学生の初任給と変わらない。荷主企業の皆さんには、我々の仲間が運賃の相談に来たら少しでも話を聞いてもらえればうれしく思う」と来場者に訴えた。
講演は2部構成で行われ、全ト協の坂本克己会長が「当面の諸課題について」をテーマに講演。坂本会長は、物流業界を取り巻く現状について説明し、「2030年にはドライバーが3割減るとも言われるが、そんなことが起きないように、社会の発展のために頑張っているドライバーが報われるような業界にしていかなければならない。悪質な荷主によってドライバーが抑圧されてはいけない」などと指摘。
「運賃については、多重下請け構造のあり方について、情熱と行動力のある松田会長とともに問題解決に向けて動いている」と述べ、「『荷主よし、真面目な運送会社よし、ドライバーよし』の三方よしとなるように取り組んでいきたい」と力強く語った。
引き続き、脳科学者で東日本国際大学教授の中野信子氏が「ビジネスに活かす脳科学」をテーマに講演。おわりに、山田英樹副会長(山田運送)のあいさつで幕を閉じた。
◎関連リンク→ 一般社団法人滋賀県トラック協会
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