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    エース 原点回帰で最高の物流を

    2015年6月1日

     
     
     

     エース(林博己社長、北海道石狩市)は4月5日、平成27年度エースグループ経営方針説明会を開催。林社長は「昨年の6月14日に30周年を無事に迎えることができ、今年は31年目。非常に感慨深い。30年前に7台の車両で創業し、社員と一緒になって最高の物流を提供して、お客様の発展のお手伝いをするということを愚直なまでに続けてきた」と述べ、「今では1200人の社員・パートと450台の車両を持つまでになったが、もう一度原点回帰して、初心を思い出してやっていこう」と呼びかけた。
     新規案件の立ち上げ状況や今年度の重点施策、事故削減の取り組みなどを説明。「仙台で3月16日から食品共配センターのアウトソーシング業務がスタートしたが、全員協力のもとでスムーズに進展している。創業間もない昭和60年に初めてアウトソーシングの仕事を請け負って以来、多くの仕事をさせていただき、今の体制ができあがった」とし、「ドライバー、作業員には、もっと仕事のしやすい環境を整えるために、タブレット端末を活用した業務効率化の仕組みづくりを進めている。小さな仕事の積み重ねが、お客様からの信頼、感謝につながる」とし、「今年度は各拠点で交流のための飲み会や勉強会の頻度を増やすほか、『褒めて褒めて褒め抜く経営』をしていきたい。管理者は部下やパート従業員のいいところを見つけ、しつこいくらい褒めてほしい。いい気持ちで仕事をして、事故減少や生産性向上につながることを期待している」と訴えた。


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     この後、各部門の管理者から年度目標の発表が行われ、新たに経営企画室が設置されたことが報告された。
     同社は1月1日から、朝礼やミーティングなどの際、従業員同士の「ハイタッチ」を34の全拠点で行っている。経営方針説明会でも参加した約230人全員が会場に入場する際、林社長とハイタッチした。「手が腫れるくらいだが、みんなの笑顔が気持ちいい」と同社長。
     もともとは一昨年8月から関東の拠点で実施。「当時、関東のドライバーの元気がないことが気になり、何とかしたいと考えたことからハイタッチを始めてみた。プロ野球でも活躍した選手がよくハイタッチするので、試してみた」という。
     当初は照れ笑いや戸惑いといった反応だったが、続けていくうちに「みんなの顔が明るくなり、一番調子のいい営業拠点になった。やめる従業員もいなくなった」と、この取り組みを横展開させることにした。
     同社長は「ハイタッチは少しの触れ合いだが、従業員同士のいいコミュニケーションの機会になっている」と評価しており、荷主トップとの会合の場でもハイタッチをし、社外での普及を行っている。 
    ◎関連リンク→ 株式会社エース

     
     
     
     

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