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物流ニュース
ハイアールアジア フィリピンで東芝ロジと共同配送を開始
2015年5月9日
ハイアールアジア(伊藤嘉明社長、東京都千代田区)は5月7日、東芝ロジスティクスとフィリピンのマニラ地区における小売店向けの共同配送を2月から試験的に導入し、3月から本格的に運用を開始したと発表。また、同じくマニラ地区で、6月から貨物コンテナの共同利用を試験的に導入する。
両社は、マニラにそれぞれ物流センターを構えていたが、冷蔵庫など家電製品の配送先は同じ小売店や配送条件が多いことから、 トラック積載率の向上などを目的として、両社で共同配送の可能性を検討していた。
また、ハイアールアジアではマニラ市内にある主に白物家電を保管している倉庫に、タイなどからの輸入品をコンテナに積んで運搬し、その後は何も積んでいない状態でマニラ港に回送していた。東芝ロジは、輸出品をコンテナに積み込むために、マニラ港からマニラ市内にある工場まで、何も積んでいない状態で回送していた。そこで両社は、両社の物流拠点が距離的に近いことに着目し、ハイアールアジアがマニラ市内の倉庫で荷下ろしした後のコンテナを東芝ロジの拠点に回送し、東芝ロジがそれを出荷用コンテナとして活用する「貨物コンテナの共同利用」を6月から試験的に開始する予定で、最終調整を行っている。
今後、両社はコンテナの種類を共通化するなど、共同利用の対象となるコンテナ数を順次増やしていくとともに、フィリピン以外での運用も検討していく。
◎関連リンク→ ハイアールアジア株式会社この記事へのコメント
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