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物流ニュース
半端なサイズ・重量を1台にシェア スマイルシステム「トラシェア便」
2015年10月23日
【北海道】スマイルシステム(佐藤裕美社長、滝川市)は札幌営業所(後藤博昭所長、江別市)を中心として、8月から新サービス「トラシェア便」をスタートさせた。
「1台チャーターするほどでもない」「路線便や積み合わせなどで嫌がられる」といった半端なサイズ・重量の荷物を、1台のトラックにシェアして旭川や苫小牧方面を中心に、7000円という低価格で集荷・配達する。
1スペースは、縦1100mm×横1100mm×高さ2000mm、重量は600kgまで。専用の8トン車を1台用意し、荷台を八つのスペースに区切った。一度の依頼で2スペース以上利用した場合は、各スペースにつき1000円の割引となる。道内でも近年、路線業者などが「半端なサイズ」の引き受けを拒むケースが顕著となっており、同社は石狩・空知・上川地方を中心として、このような荷物の集荷・配達の受け皿を目指していく。
旭川方面は月水金の各曜日に集荷・配達を行い、岩見沢市、三笠市、美唄市、奈井江町、砂川市、滝川市、深川市、旭川市、東川町などが対象エリア。苫小牧方面は火木土の各曜日に集荷・配達を行い、苫小牧市、千歳市、恵庭市、北広島市を対象エリアとする。近郊エリアは要相談。
同サービスについて総務の佐藤勇大氏は「1パレット分の荷物も出せず、なかなか運ぶ運送会社が見つからなくて困っているというお客様の声が近年増えてきたため、課長の佐藤大地、札幌営業所長の後藤を中心として1年前からトラシェア便の準備を進めてきた。これまでは採算を考えずに積み合わせを行ってきたが、輸送メニューとしてサイズや価格、エリアなどを正式に設定した。このようなニーズは今後も増えていくと考えている」と説明する。
佐藤社長は「少子高齢化が進み、物量も今後、減少する傾向にあるため、自社発信の物流の開拓を進める必要を考えていた。これからの事業の大きな柱として成長させていく方針で、トラシェア便にマッチした輸送ニーズはかなりあると捉えている。3年後には年間の売上高2億円を目指している」と意気込みを語る。
◎関連リンク→ 株式会社スマイルシステムこの記事へのコメント
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