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物流ニュース
ゼロ 採用機能をグループ会社に一本化
2025年7月20日
ゼロ(髙橋俊博社長、川崎市幸区)は、グループ全体のドライバー採用や育成、定着を強化する新体制をスタートする。取り組みの第1弾として、今年7月から、自走員と構内作業員の採用機能をグループ会社のジャパン・リリーフ(橋本健生社長=上写真、東京都港区)に一本化する。
年間約4500人の採用実績を持つジャパン・リリーフが窓口を担うことで、 求職者は採用のプロフェッショナルによるスムーズな選考プロセスを経て、自身の希望や働き方に合った適切な情報提供を受けることができる。同社グループとして、採用活動の質と効率を向上させ、グループ全体の価値観や働き方にマッチした人財の確保を強化していく。

同社は、ドライバーがより意欲を持って働ける環境を整備するため、数億円を投資。グループ全体の給与水準を高いレベルで統一した。
これまで多様な雇用形態のドライバーが活躍するなかで生じていた待遇水準の違いを是正。すべてのドライバーが公正な待遇のもとで働ける基盤を整えた。同社では、採用機能の一本化を「ドライバーの未来を創る一大プロジェクトの第一歩」と位置づける。
ジャパン・リリーフの派遣ドライバーとしてキャリアをスタートした後、本人の希望や適性に応じてゼロの正社員として雇用。小型キャリアカーや大型トレーラのドライバーへとステップアップできるキャリアパスの整備を進めている。 将来的には、定年後もグループ内で働き続けられる環境を整え、生涯安心して働き続けられるキャリアビジョンの提示を目指す。
ゼロ人事部の和山正則部長(同下)は「これまで、ドライバー採用は各輸送拠点が個別に行っており、採用ノウハウや情報発信の均質化に課題があった」と指摘する。ジャパン・リリーフに採用機能を一本化することで、求職者によりスムーズで質の高い選考を提供し、同社としてグループ全体の採用力強化を実現できる。「これは単なる業務効率化ではない。公正な待遇と明確なキャリアパスを用意することで、すべてのドライバーが誇りとやりがいを持って長く活躍できる環境を整える、当社の重要な人事戦略」としている。

ジャパン・リリーフの橋本社長は、「ドライバーはグループにとって、かけがえのない『宝』」と強調。取り組みは採用の一本化にとどまらず、頑張る人が正当に評価・処遇され、その先のキャリアまで描けると説明。「一度ゼロに入れば、安心して長く働き続けられる。そんな道筋をグループ一体で創り上げ、ドライバーと会社の双方が成長していける未来を目指していく」とした。
◎関連リンク→ 株式会社ゼロ
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