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    バース予約システムへのドライバーの意見 「良し悪し」41%で最多

    2025年12月4日New!!

     
     
     

    バース予約システムの効果について、実際に利用しているドライバーにアンケート調査を行った。本紙がトラックドライバー情報サイト「ブルル」の協力を得て、ドライバー117人に、「バース予約システムで現場の環境が良くなったか」を問うアンケート調査を実施した結果、「変わらない」33.3%、「悪くなった」6%を抑え、「良くなったことと悪くなったことの両方がある」が41%で最多となった。「良くなった」は19.7%にとどまった。

     

    あるドライバーは、「システム導入前は、午前中に荷下ろしが完了していたのが、導入後は午前の予約が取れず、夕方下ろしになった。午前中は急ぎの荷物を優先しているようで、それ以外はすべて午後からになってしまい、困っている」と明かす。

     

    ほかにも、「同一構内複数箇所下ろしだと、それぞれ予約が必要で、取れる時間もバラバラだったり、統制がとれていない」ことや「予約を取るのが1週間以上前で、予約を入れても時間が直前にならないと分からない」といったことに不満を抱えている。

     

    一方で、「待機場所で呼び出し通知が届くので便利になった」と話すドライバーも。ただ、「システムを導入していても予定時間を平気でオーバーする現場もあり、荷待ち時間の改善につながっているかどうかは分からない」とし、「メーカーからの出荷指示が当日の昼前後など遅いのが原因で、現場での出荷準備も遅れるようだ」としている。

    9時予約で日没に

     

    入場予約システムを導入している現場へ配送するドライバーは、「繁忙期は入庫が多すぎて、予約時間に入っても待たされることがある」と嘆く。「朝9時の予約で時間通りに入ったのに、日が暮れるまで待たされたときは荷物を捨てて帰ってやろうかと思った。なんのために予約しているのか分からない」と憤る。

     

    そのうえで「予約システムは一長一短。それほど待たされずにバースに直行できるのは良いところだが、呼び出す手段がSMSの場合は電話とは異なり、通知音に気づかないことがある」と指摘。

     

    「SMSで送られてくるURLから専用サイトに飛び、『待機』や『何番バース』などと表示されるタイプもある。このタイプは大手のチルドセンターに多く、表示とともにアラームが鳴るのでなかなか便利」と評価しながらも、「そのタイプのシステムは大抵、ガラケー非対応なのでガラケーを使っている人は特別対応が必要になる」とした。

     

    ほかのドライバーからも、「スマホ操作が苦手なドライバーだと、メール(通知)が来てもよく分からず、結局、電話してしまう」といった声が聞かれた。

     

    荷主が有無把握せず

     

    一方で、混載便や荷主側の認識の問題を指摘する意見も。あるドライバーは、「混載は当日荷物が来てからが勝負なので予約なんてできない。いつになるか分からない予約の隙間に入るから待ちが伸びたケースもある」と話す。

     

    また、「予約システムがあるのかないのか、どうやって予約するのか、発荷主側が知らないし、知る術がない」とし、「ドライバーは予約システムがあるのかすら分からないまま行って、システムがあったら予約なしの場合は『積み下ろしがいつになるか分からない』ということがよくある」と明かす。

     

    「どうやってシステムを周知させるかとか、混載便など車両や荷物の決まりが遅くて予約しようがない(予約締めに間に合わない)場合の対策がほしい」とし、「予約優先ばかりにして混載便を待たせるなら、『100%貸切で持ってきてもらえよ』と言いたくなる」としている。

     

    ◎関連リンク→ トラックドライバー情報サイト ブルル

     
     
     
     

    この記事へのコメント

     
    1. 池井景太郎(HN) says:

      管理がアホやって
      会計が追加費用を無かったことにして
      現場がタダ働きして
      それでも出た成果は
      管理者が自分のものと言い張る。

      「犯罪者集団」以外のコメントが、
      まじで無い。

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    2. マトモじゃない荷主は切ればいい says:

      トラックは待たせとけばいい、待たせていても問題ない、という根底が変わらない限りシステムの進化では変わらない。

      タクシーみたく待機時間に加算メーターが回るなら待ちなんてほぼ無くなるだろうし対応も変わる。

      待機時間というのは他社の人件費を身勝手に借用しているという理屈が理解できない荷主は淘汰されて当たり前。

      周りの運送会社も待機時間が見当つかない荷主や契約にない付帯作業をする荷主は、スポット業者から離れて終いには定期業者も乗り換え先が見つかり次第に切っていく、当たり前だと思う。

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      • ななし says:

        荷主には責任無し 着荷主に時間制約あれば 時間経過は出荷主に時間請求出来る法律作るしかない でも国会議員では駄目か  自分達の事ばかり心配たからな トラ協の幹部は力ねえからな 国交省担当大臣も権力無いし でも現場は我慢ならん。

    3. 運転手は神様、荷主は奴隷 says:

      1回でも2時間以上待たせたら、荷主の事業を一定期間禁止するように法律で定めればよい。

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    4. まなぶ says:

      どんだけ法改正しようが、荷待ちは無くなることない
      だって立法してるの、物流現場作業をしたことが無いもしくは現場視察ってゆうても大手しか行かない国会議員や官僚が立法作成してるんだから
      予約システムで解決すると思ってるなら予約時間超過1分ごとに料金加算するように法整備すればいい
      残業代は企業に1分単位で支給が義務付けられてるんだから

      • 匿名 says:

        電話で何番入ってって言われる方が良い。
        SMSだとうたた寝も出来ない。
        寝不足気味の時は特に辛い。

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    5. 匿名 says:

      しらばっくれてメール届いていないってトラックを付けちゃうドライバーも居るからね。

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    6. 大野 says:

      ムーボバース、導入費用がかなりするので断念しました

    7. 上場荷主様 says:

      うちはいくらでも待たせるし、待機料金なぞビタ一文払わん。
      営業に来たおっさんにそう説明してるし、それでも受けるっていうんだから、知らんがな。

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    8. 運送業役員 says:

      目上目線の荷主がいる限り待機問題は法でくくるしか手は無いと思う!
      実運送会社が標準運賃を貰い勿論高速費、他荷待ちや付帯作業料も貰う法律を作るしか無い!
      それが出来ないなら全ての運送業車がボイコットしどれだけ運送業が今まで社会に貢献して安い給料で経済を支えてきたか身をもって理解させて今までの以上の運賃改善し税金と同じ様に運賃を支払わせると少々待たされてもみんな文句言わないんじゃ無いかな?
      とか社会保険の様に運賃保険とか物流保険とか国が作って荷主がその保険証持ってたら3割負担に出来て後7割が保険から支払って貰う医者や薬屋みたいな方法を作るとか?まあそうなるとまたどこかで新しい税金の徴収方を考えてくるだろうけど運送業者はまともな運賃貰えてまともな給料もらえる様になるのでは?

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