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物流ニュース
ビジネス・キャリア検定試験 「ロジBASIC級」スタート
2015年12月14日
中央職業能力開発協会(JAVADA、東京都新宿区)は、同協会が実施しているビジネス・キャリア検定試験で、平成27年度後期日程から「ロジスティクスBASIC級」をスタートする。
同試験は、事務系職種の幅広い分野を対象とした公的な資格試験。主に企業などで実務を行っている従業員を対象としている。2級、3級と等級別に試験があり、ロジスティクス分野では、平成26年度は前期・後期、両等級合わせて受験者数は4977人、合格者は1909人(合格率38%)。研修や処遇で活用している企業も多く、全体の約半数は企業による一括申請受験者だという。
対象者として、3級は「実務経験3年、係長やリーダー相当職を目指す人」、2級は「同5年、課長やマネジャー相当職を目指す人」を想定している。能力開発支援部の石川和弥次長は、「ロジスティクス3級の受験者の半数が一般社員で、現場の監督者クラスは24%」と現状を説明。その上で、「学生や入社間もない社員を対象とし、裾野を広げるために」と、今回開設する「BASIC級」の狙いについて説明する。
同級は3級より初歩的な内容で、位置付けとしては4級という扱い。「20代の若手受験者が多い」ことから、他分野に先駆けてロジスティクスでの開始が決まったという。
同次長は、「物流関係の基礎知識をしっかりと学べる内容。新入社員の育成はもちろん、大学でロジスティクスを学ぶ学生や、これから業界を目指す人の意欲喚起として活用できる」と自信を見せる。さらに、「物流業界も人手不足が深刻と聞いているが、若年層に興味を持ってもらい、活躍してもらうためのツールとして役立てていただければ」と話す。また、「来年度入社前の研修としても活用可能。高校生も受験できる」と付け加える。
同級の初回の試験日は平成28年2月21日で、全国47都道府県で実施。合格発表は同3月18日。受験申請期間は11月20日から12月21日まで。受験料は3000円(税込み)。標準テキストは社会保険研究所が発売。価格は2160円。
◎関連リンク→ 中央職業能力開発協会この記事へのコメント
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