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物流ニュース
三菱倉庫 マルチテナント型建設へ、資産回転型ビジネスの一環として
2025年11月15日
三菱倉庫(斉藤秀親社長、東京都中央区)は11月14日、都内で行われたメディア懇談会で、マルチテナント型賃貸物流施設を建設することを公表。経営計画(25~30年)で本格的に取り組む資産回転型ビジネスの一環として行われ、神奈川県平塚市にある自社倉庫5棟の再開発に着手した。同倉庫は1970年から営業を行っていたが、9月末に営業を終了し、建物の解体を進めている。解体後、延べ床面積が旧施設の約2・8倍となるマルチテナント型物流施設を建設する。
同社がこれまで建設していた倉庫は、営業倉庫としての自社使用を前提としたものが主だが、今回、同社としては国内初の試みで、資産回転型ビジネスの一環として物流施設を開発する。2030年度をめどに売却することで、投資回収速度と資産効率を向上させる。
また、同社が開発する物流施設では、独自サービスとしてロジスティクス機能の提供も可能。希望するテナント企業があれば、荷役・輸配送・流通加工・国際輸送などの物流サービスを提供していく。

アクセスは、新東名高速「厚木南IC」から約1.3km、東名高速道路「厚木IC」から約3km。延べ床面積は約4万8400平方m(事務所含む)。鉄骨造り4階建て、スロープ式メゾネットタイプ。竣工は28年春~夏を予定。
斉藤社長は、「今年2月に経営計画を策定し、そのなかの一つに、物流と不動産のシナジー効果追求がある。私どもは物流と不動産の事業を長い間営んできたが、これら両事業のシナジーを十分に発揮し、三菱倉庫らしい価値を創出していきたい」と述べた。
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