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物流ニュース
いすゞ自動車など4団体 バッテリー交換式「エルフEV」使用しファミマに配送実証
2025年12月31日New!!
いすゞ自動車は11月20日、横浜市、ファミリーマート、伊藤忠商事とともに、バッテリー交換式「エルフEV」を使用した配送実証の出発式を同市内で行った。式では、左右両側からバッテリーを交換できる国内初のステーションでデモンストレーションが行われた。
同実証では、バッテリーを両サイドから同時に交換可能な仕様に改造した「エルフEV」を3台配備し、同市内のファミリーマート約80店舗にルート配送を行う。
バッテリー交換は、従来のディーゼル車の燃料給油と同等の時間で完了する。EVバッテリー車の充電時間削減による、現場の業務効率化と車両運行の継続性向上について検証していく。

いすゞ自動車の南真介社長は、「24時間のコンビニ配送でバッテリーEVトラックの充電時間の長さは大きな課題。実証実験を通じて見えてくるハードルを一つずつ解決し、『実証』から『実用』へと進めていく」と述べた。将来的には用途を限定せず、他社とも協力しながら汎用的なバッテリー交換の仕組みを模索する。加えて、バッテリー交換ステーションを蓄電施設として活用する構想も進めていくという。
ファミリーマートでは配送トラックから排出されるCO2を2030年までに2017年比で30%削減することを目標に掲げている。同社物流本部長の大野泰氏は、「走行中のCO2をゼロにするだけではなく、充電時間を大幅に短縮し、効率的・安定的な配送を両立させる。物流業界全体のCO2削減のモデルケースとなるよう取り組んでいく」とした。
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