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    他社より良い運賃で傭車確保 

    2016年2月26日

     
     
     

     大阪府で冷凍車をメーンに食品配送を手がける運送事業の社長は、同じ荷主をもつ同業者からのクレーム電話に困惑したという。同業者からは「傭車に支払う価格を同じ単価にしてくれないと困る」という内容だった。
     同社長によると、「同じ仕事で傭車先に支払っていた単価は数千円しか変わらないが、安い価格を支払っている同業者にとっては、良い価格を支払っているところに傭車先が集まるのでやめてほしい」という内容だったと話し、「こちらの営業戦略に文句を言われる筋合いはないので断ったが、そのやり方では、いつまでたっても傭車を見つけるのに苦労するだけと言うのが分からないのだろうか」と話す。


     同社のように保冷車を保有している運送事業者が少ない中で、協力会社を多く持つことが今後、仕事をする上で重要になってくるだけでなく、人材不足の運送業界で自社車両を増やすだけでは十分でないと考えている同社長。「先を見据えて、他社よりも良い単価を支払うことで傭車先を増やしていく営業戦略として取り組んでいる」とし、「人材不足の中で、荷主からの仕事をこなすためにも、協力会社が絶対に必要になってくる」と話している。

     
     
     
     

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