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物流ニュース
JTP エンジン輸送の梱包材を開発
2016年3月16日
トラックの中古パーツの販売・再生を行うトラック専門のリサイクル団体、日本トラックリファインパーツ協会(宮本眞希代表理事)は、車両エンジンなどを輸送するための新梱包材を開発した。
新型梱包材は折りたたみ可能で繰り返し使える。木箱のように上部にほかの荷物を載せることもでき、「木箱などに入れなければ上部に貨物が積み込めない」「木箱が配送先などのスペースを圧迫する」といった問題をクリアした。また、繰り返し使えるため資材の消費が抑えられ、環境へ配慮したものとなっている。
谷口正幸専務は開発のきっかけについて、「スペースの問題や貨物として扱いづらいとして、エンジンの輸送を断られるケースが出てきた。それらの対策として、過剰に資材を消費せず、問題なく輸送を請け負っていただけるような梱包材を開発することにした」と話す。
新型梱包材は、運送事業者の協力を受け、耐久性などの製品テストを完了している。あとは量産のゴーサインを待つばかりだ。谷口専務は「ユーザーからの協力を得られたこともあり、今の形に漕ぎ着けることができた。しかし、現段階では全国で使用可能という保障があるわけではない。これからさらに日本全国の事業者の皆様に安心して使っていただけるようバージョンアップを重ね、安心かつ確実にお届けできる環境を整えていきたい」と、今後の展望を語った。
◎関連リンク→ 一般社団法人日本トラックリファインパーツ協会この記事へのコメント
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