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    情報の収集と発信 新事業の手がかりにも

    2016年3月9日

     
     
     

     SNSで情報の伝達が加速化する中、いかに情報と付き合い、活用するかがカギだといえる。ひとたび企業が顧客情報を漏えいさせてしまえば、大きく報道され、批判される。それだけに情報の取り扱いは、企業の未来を左右する要素の一つだ。運送業では、配車マンが「得意先」という情報を持ち出し、他社へ行くというケースもある。顧客情報は立派な知的財産であり、その損失は会社にとって大きな痛手となる。
     しかし、ホームページやSNSなどツールが増えたことで、魅力的な情報を発信することで知名度が上がる場合もある。実際に、会社用と個人用のSNSを使い分け、縦・横のつながりを深めている大阪府内の事業者は、「投稿が拡散されれば、会社がいつの間にか宣伝されている。祖父や父の時代ではできなかった情報発信の仕方なので、活用しない手はない」という。
     また、物流に関する情報を荷主に提供することで、より良い関係を築くことができているという。「ヒントとなる情報を迅速に正確につかんで対応し、発信していくことが大事。インプットだけではなくアウトプットもあってこそ、初めて情報が生きる」と話す。


     別の事業者は、「運送業では新たなサービス展開に限りがあるように感じるが、新たな可能性を見つけて縮小する市場に対応することも必要。限られたパイを取り合うのではなく、新しい需要は情報を生かして創出するべき。企業を存続させるためには、『運送』という枠にとらわれない、幅広い視点が不可欠」と話している。実際に同社社長は、HPやSNSなどを見た団体から講演依頼があり、それをきっかけに新たな取引が生まれている。
     企業の情報に価値を見いだし、それを徹底的に生かすことで差別化を図ることも可能だ。情報過多の時代、情報を正しく取捨選択し、会社を活性化させたいと期待されている。

     
     
     
     

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