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物流ニュース
エバラ食品工業 物流機能の見直し先行
2016年3月29日
エバラ食品工業は3月11日、自己株式の処分等に関する資金使途の変更を発表。手取り概算額合計24億9141万4000円について、12億8000万円を平成29年3月までに同社栃木工場の生産設備への設備投資額に充当し、残額を同年12月までに栃木工場の物流施設などへの設備投資額の一部に充当する。
同社は、栃木工場の生産設備の増強及び新設を主な目的として資金調達を実施。中長期的に拡大が見込まれる小容量・簡便調理などに対応するため、小容量のポーション容器ライン及び多品種のPET容器に対応したPETボトルラインへの設備投資を計画し、小容量のポーション容器ラインについては、「プチッと鍋」に代表される小容量ポーション調味料が着実に拡大しており、必要な設備投資を進めている。
一方、国内市場において超高齢化、世帯人数の減少、有職主婦の増加、社会の成熟化などに伴うニーズの多様化という社会変化が加速度的に進展すると予想され、その変化に適合するための生産体制の強化に向けて検討を進めているところ、生産体制強化に対応した物流機能の見直しが必要との判断に至った。
このような状況から、調達資金の使途について、生産体制強化の一端となる物流機能の見直しを先行させ、主に PETボトルラインの設備投資に充当予定であった資金を、栃木物流センターにおける物流施設などの建設資金に充当することに変更。なお、PETボトルラインの設備投資の時期については、 将来的な生産体制強化と併せて検討するとしている。
◎関連リンク→ エバラ食品工業株式会社この記事へのコメント
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