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物流ニュース
タウンズポスト 「追跡くん」の提供スタート、配達状況を自動追跡
2016年7月5日
ゆうメールやクロネコDM便を活用した郵送コスト削減サービスなどを展開するタウンズポスト(飯田剛也社長、福岡市東区)はこのほど、運送事業者や3PL会社向けに、配達状況を自動追跡するソフト「追跡くん」の提供をスタートさせた。初期費用は無料で、使用料は月2万5000円だが、お試し期間として最初の1か月は無料で利用できる。
同サービスは、同社独自のシステムにより荷物の配達状況を瞬時に確認できるというもの。配達が完了したのか、未達の場合はいつ届くのか、担当店舗はどこか──などの情報がパソコン上で一覧表示されるため、ユーザーは一目で配達状況を知ることができる。対応運送会社はヤマト郵便、日本郵便、佐川急便、福山通運、西濃運輸の5社。
従来、荷主からの「あの荷物はいつ届くのか?」といった問い合わせに対して、その都度1件1件確認していたような作業が不要になるため、業務の大幅な効率化が図れる。また、顧客からの問い合わせにも即時に対応できるため、顧客満足度向上による他社との差異化を実現するほか、「荷物が届いていない」などの状況を未然に発見することで、クーリングオフ対策やトラブル防止にもつながるという。
飯田社長は、「通販業者などの荷主から、到着完了のレポートを依頼されると、これまではパート社員らが対応していたため、手間と時間が掛かっていたものが、当社のシステムを使うと簡単に荷主への報告書が出来上がる」と説明。「月に2万5000円のシステム利用料は必要だが、パート代や自社でシステム化されることを考えるとコスト的にもメリットは大きい。レポート作成に時間を費やしていたパート社員を他の業務にあてることができ、企業の成長にも貢献する」という。
「お客様に喜ばれる会社を目指す」同社では、今回の「追跡くん」も顧客からの声を受けて開発した。「元々はクロネコDM便限定で、配達状況の自動追跡サービスを提供していた。配達状況の流れを把握することで、DMが到着したことを確認してから電話やメールで営業できるため、購買率が上がるなどと喜ばれていたが、『DMだけでなく、通販などの荷物でもできないか』との要望があり、開発に着手した」と振り返る。
「追跡くんを利用することで荷主に安心・安全を与えて、荷主から選ばれる会社、喜ばれる会社となって頂きたい。やがてそれが評判を呼び、新たな荷主が依頼してくるようになり、まさに『正』のスパイラルとなる」と飯田社長。「(追跡くんを)まずは1か月間無料で使っていただき、それから契約するか、やめるかを決めていただいて構わない。追跡くんを普及させ、荷主への配達状況の報告が当たり前となる時代にさせる。業界のスタンダードとしたい」と力強く語る。
◎関連リンク→ 株式会社タウンズポストこの記事へのコメント
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