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物流ニュース
東京ユニオン物流 偏光グラスで疲労度軽減、タレックスと共同実験
2016年6月8日
東京ユニオン物流(原垣内重幸社長、武蔵村山市)はこのほど、2015年4月1日から2016年3月31日までの1年間に行った「偏光レンズによる疲労軽減効果長期実証実験結果報告」を発表した。
同社では、ドライバーの疲労度を把握することで事故削減に注力しており、フリッカー値を活用した疲労度測定実験を実施。目にかかるストレスが疲労度に関係するとして、国内外で高い技術が認められている偏光レンズメーカー「TALEX(タレックス)」と共同で行った。
使用した偏光レンズは雑光カットフィルターで、紫外線や様々な反射光を取り除き、フロントガラスへの映り込みを減らすもの。また、道路の照り返しなど雑光を防ぐなど目にかかるストレスを低減する。実験は、毎日ほぼ同じ行程を運行するドライバー13人を、偏光グラス使用の有無で2チームに分け、2週間交代で1年間、運行前後にフリッカー値を測定した。
産業カウンセラーで交通心理士・自動車事故対策機構専任講師の岡本秀郎課長は、「過去の事故発生データと合わせると、疲労を示すフリッカー値が低い時間帯は事故率が高く、フリッカー値が高く疲労度が少ない時間帯には事故の発生も低い。今回の実験で偏光レンズを使用した場合、顕著に疲労が軽減されているという結果が得られた」と報告。「偏光レンズ有りの方が、フリッカー値が基準値からの下がり方が小さい(疲れにくい)」と、第86回日本衛生学会学術総会で発表した。
◎関連リンク→ 東京ユニオン物流株式会社この記事へのコメント
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