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物流ニュース
ETC2.0 普及するか
2016年7月26日
次世代システムとして注目を集める「ETC2.0」。大阪で行われたETC2.0の普及セミナーでは、運送事業者の関心度の高さからか、多数の参加者が講師の話に真剣に耳を傾けた。
しかし、参加した事業者からはETC2.0装着に関して、こんな声が聞こえてきた。大阪市の運送事業者は、「セミナーではETC2.0装着に伴うメリットなどについての解説があったが、安全運転支援は『気休め程度』で、スマートフォンでのカーナビの方が性能は良いという話を聞いた。今日のセミナーで装着に前向きになったかといえば、イエスとは言えない」と漏らす。
また、大阪府内の別の運送事業者は「高速道路会社やト協などの助成金もあるが、やはり導入費用がネック。現状では、ディーラーがETC2.0車載器を買い占め、製品が出回っていないという話を聞く。費用対効果を慎重に考えた上で導入を検討したい」と話していた。
「いずれは必要かもしれないが、今すぐに装着を検討するのは待った方が良いかもしれない」というのが、多くの事業者の意見だった。運送業での普及には、まだ少し時間がかかりそうだというのが実情と言える。この記事へのコメント
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