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    東海プレス工業と三雪運輸 難所乗り切る協力体制

    2016年10月11日

     
     
     

     東海プレス工業(服部誠一社長、愛知県弥富市)は創業1934年という老舗企業。自社工場での金型設計・製作ならびに家電機器、自動車、環境エネ部品などの金属プレス・板金・組み立て加工、さらには量産前段階での試作品のソフト加工まで手がけており、商品の企画、小ロット段階から大量量産段階まで、ほぼ一貫した対応を可能としている。
     同社は自社で金型を製作しているだけあって、突発的な金型の破損などにも対応できる強みがあり、24時間体制で金型機械を稼働させ続けることも可能だという。事実、過去の地デジ切り替えのタイミングでは、テレビ部品の注文が殺到。ピーク時は、1日およそ2万台の生産を行っていたという。
     そんな東海プレス工業と強力な信頼関係を築いているのが名古屋市中川区に本社を置く三雪運輸(岡田雅社長)だ。東海プレス工業の田中哲也生産管理グループ長(写真中央)は「三雪運輸さんあっての我々と思っている。今でも急なお願いを除けば、全ての仕事を受けてもらっている。急な話であっても極力対応してもらっている」と密接な関係を強調している。


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     先述の注文が殺到した際にも三雪運輸は活躍した。当時は東海プレス工業本社内部に事務所を作り、可能な限り多くの荷をさばいていくため、危険予知マップを作成。三雪運輸から人員とリフトの常駐などを提案、実行しながら難所を乗り切ったという。当時から現場に携わっている生産管理グループの田中利典さん(同左)は当時を振り返り、「生産は夜も行っていた。比喩でなく、工場はずっと稼働していた。お客様からの注文を達成すべく、可能な限り対応できるよう、現場のリアルタイムに近い情報を、三雪運輸さんのドライバーを経由して教えてもらうこともあった。工場着ですぐに積み、配送先ですぐ下ろして、という仕事をこなしてくれた技術もそうだが、現場でのコミュニケーション能力も頼りにさせてもらった」と話す。三雪運輸の辻治雄部長(同右)も「協力会社に要請することも少なくなく大変だったが、東海プレス工業さんの協力に加え、現場での効率化を目指しドライバー同士の協力体制も生まれた」と相当な難所であったことを伺わせている。
     しかし、それだけの注文をこなした実績に加え、現在も続く輸送品質の高さから両社の関係は強い。田中哲也グループ長は「他の運送事業者から営業がくることもあるが、やはり三雪運輸さんがいいと考える」と話していることからも、両社の間にある信頼関係を察することができるだろう。また、仕事の内容に関しても「我々のお客様も大手だけあってルールには厳格。技術面に加え、マナーなど少しでも変なことがあれば我々の運転者として見られ、我々に連絡がある。しかし、三雪運輸さんであれば安心できる」と太鼓判を押している。三雪運輸の辻部長も「技術もそうだが、それぞれの運転者全体でモラル向上を考えていく必要は感じている。こういった点を改善できないと業界の地位向上、3Kイメージの払拭はできない」と力を込める。
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     現在も同社では物流の効率化などを達成すべく取り組みが続けられている。例を挙げると、どの運転者が来ても対応できるよう、積み下ろしマップを作成した。雨の日でも製品を濡らさず、荷待ちで混雑しないように屋根のついた積み下ろし場所を確保した。これらは東海プレス工業と三雪運輸で協議を重ねてできあがったもの。こうした取り組みや相互のやり取りもあり、同社の出荷時などは、荷待ち時間をほぼなくすことに成功している。
    ◎関連リンク→ 東海プレス工業株式会社
    ◎関連リンク→ 三雪運輸株式会社

     
     
     
     
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