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    国立倉庫 三田専務 「自社WMSでネット通販注力」

    2016年10月20日

     
     
     

     国立府中IC近くという抜群の立地条件を武器に、長年にわたって事業を拡大してきた国立倉庫(東京都国立市)。「インターができる前から」同地での倉庫開発に着手し、このほど創業から48年目を迎えた。近年は、他社に先駆けて通販物流に力を入れ、新たな展開を見せている。
     三田朋之専務は、「ICのあたりは宅地化されており、新しく倉庫を立てようと思っても難しい地域。一方で交通アクセスの良さで物流機能を求められる場所であり、古くから荷主の引き合いは多い」と説明。同社も主要荷主の大手電気メーカーとの取引は30年以上にも及ぶという。
     2013年に不動産管理を中心に手掛けていた国立倉庫が、荷役を行っていた国立ロジスティクスを吸収合併。「ネット通販物流に注力していくためにも資本と人材のリソースを適切に配置する必要があった」。また、「営業倉庫事業の中で大きな柱として取り組んできた企業物流だが、リーマン・ショックで荷主の内製化が進んだ。海外製造比率が上がって保管在庫が減り、流れが変わった」。


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     荷主からの信頼が厚く、「保管だけでなく、製品現調や補助業務も請け負っていた」という同社。「7階建ての倉庫は間口が狭く、電子機器やサーバーのインストールなどの作業スペースとして活用していたが、気が付くと、いつしか汎用性のない倉庫になっていた」。それが金融危機後に、「2000坪空いてしまった」。
     「社員を生かしながらスペースを埋めるために知恵を絞った」結果、出てきたアイデアが「ネット通販物流への挑戦」で、「次のステージとして、積極的に取り組むことになった」。
     「汎用性がないと思われた倉庫だが、空調を備えた天井が低く明るいフロアは、高い作業品質を求められるネット通販物流に適していた」。ネックと思われていた部分が、ターゲットを切り替えることで強みに転じた。
     同社では、ここに「仕掛けと仕組み」を追加。自社オリジナルのWMS「Kunilogi.net」の構築に着手した。「開発当初から、レベルアップに応じてカスタマイズしていけることを最優先に考えて作った」とし、「更新を重ね、現在は現場や顧客の要望をほぼ満たせている」。
     同システムを核として発展させてきたネット通販物流は、「初期費用ゼロで、1坪からスモールスタートで始められる手軽さが受けている」という。「小規模の顧客も多いが、今後どう『化けて』いくかは分からない。現に月1000件以上の出荷量に成長された顧客もあり、飛躍を期待し応援している」。今後は、「当社の取り組みに賛同して頂く倉庫会社に、この事業をフランチャイズ展開する仕組みを作っていく予定」と構想を明かす。
     
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    「会社の発展は、ピンチがきっかけになることが多い」と語る三田専務。いまや社内に4人のSEを擁するなど、システム開発への傾注は本物だ。今後はもっと商流に近づき、「ネット通販で求められる商材撮影や、顧客の経営支援ができるようなコンサルサービスもメニューに採り入れていきたい」と意欲を見せる。
    ◎関連リンク→ 国立倉庫株式会社

     
     
     
     
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