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物流ニュース
近畿運輸局 CO2削減貢献の優良事業者を表彰
2016年10月6日
近畿運輸局は9月2日、大阪歴史博物館で平成28年度交通関係環境保全優良事業者等表彰式を開催。9回目となる今年度は、富士運輸、横浜冷凍、南太秦自治連合会/京都市右京区役所が表彰された。
近畿運輸局長の若林陽介氏は「わが国では昨年12月のCOP21で採択されたパリ協定や、昨年1月に国連に提出した日本の約束草案を踏まえ、地球温暖化対策を総合的かつ計画的に推進する『地球温暖化対策計画』を今年5月に閣議決定した。計画では2030年度に2013年度比26%減の水準にするとの中期目標の達成に向け、着実に取り組むとした。運輸部門はCO2排出量の約2割を占めており、一層の排出削減を図る必要がある」とあいさつした。記念講演では、京都大学経営管理大学院の山田忠史准教授が「環境と物流を考えるとは」と題し講演した。
受賞者の交通環境活動取り組み事例発表後、近畿大学の斎藤峻彦名誉教授をコーディネーターに甲南大学の長坂悦敬学長と大阪大学の土井勉特任教授をコメンテーター、受賞者がパネリストとなってパネルディスカッションが行われた。
受賞者の富士運輸は、全車両に搭載されたGPSを活用した位置情報サービスシステムで顧客が効率的な発注、受け入れ準備ができるようになったことと、さまざまな積み荷に対応できる「スーパーマルチ車両」を導入し、10年で空車率を15%下げ、走行分のCO2削減に貢献した。さらに、2012年には大型天然ガストラックを10台導入するなど同社は「今後も環境への取り組みを進めていく」としている。
◎関連リンク→ 近畿運輸局この記事へのコメント
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