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物流ニュース
全国軽貨物LINE協会 仕事情報をLINEでやり取り
2016年9月30日
全国の軽貨物事業者をネットワーク化し、各者の収益化を支援する目的で今年4月に設立された全国軽貨物LINE協会(大阪市西区)。初期費用ゼロ、法人3000円、個人1000円と月額加盟料を抑えるとともに、割安なリース車両の提供や各種保険の紹介なども行い、軽貨物事業者を徹底的にサポートしている。
8月末時点で30事業者が参加。代表理事を務める久保秀樹氏(共立トランスポート)は「当面は各都道府県に3社の会員を目安に考えている」とし、「国際ハンドキャリー、単体重量物など、多様な事業者の加盟を促していきたい」と展望を明かす。その上で、「いずれは一般貨物や倉庫にも広げていければ」とも。
協会設立の背景について同代表は、「同業者に悩みを聞くと、判で押したように『仕事と人材』とみんなが答えている。協会を通じて、その二つの課題を解消していくのが狙い」と説明する。
協会名で分かるように、仕事情報のやり取りは、無料アプリ「LINE」を活用する。「関西の事業者がチャーターで関東に行く便があった際に、『9時に品川に着きます。大阪方面の荷物があれば情報をください』と『LINE』に載せるだけで非常にシンプル。軽貨物は帰り荷の確保が特に難しいが、情報を共有すればもっと潤うはず」
協会に加盟している事業者同士で「フェイストゥフェイス」のやり取りを行っていく予定。「顔の見えない孫請け、ひ孫請けといった現在の多重構造は終わりにして、信頼できる会社にダイレクトでお願いしようということ」
「『軽貨物ドライバーになりたい』と子どもが憧れるような業界にしていきたい」と久保代表の夢は大きい。「当社が得意としているWebマーケティングのノウハウを駆使し、獲得した案件を各エリアの会員へ直接流せる体制を目指す」と意欲を燃やす。
◎関連リンク→ 全国軽貨物LINE協会この記事へのコメント
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