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物流ニュース
米子で全国トラック運送事業者大会
2016年10月28日
平成8年9月の初開催から数えて21回目となる全国トラック運送事業者大会が10月6日、米子コンベンションセンター(鳥取県米子市)で開かれた。中国ブロックでの開催は広島(同10年)、岡山(同19年)に次いで3か所目となる。ツアーバスや大型トラックによる重大事故を受けて行政当局による事業規制の強化が進む一方、安全を担保するには適正コストの確実な収受が不可欠との認識が貨物、旅客など運輸業界の全体に広がっており、さらに意識を共有化するうえで同大会の効果が期待される。
開会のあいさつで全ト協の星野良三会長は、平成29年度の税制改正・予算に求める業界の要望である大口・多頻度割引最大50%の恒久化などについて説明。そのうえで「交通事故対策や労働力不足などの諸課題の解決に向けて一丸となって、積極的に取り組んでいく絶好の機会。明るい未来へ総力を結集しよう」などと呼び掛けた。
二つの分科会では「交通安全対策の推進」「人材確保および育成」をテーマに、それぞれの会場でパネルディスカッションを実施。若年者の労働力不足が深刻化するドライバーの現状や、高齢運転者による交通事故が増加傾向にあるなど、トラック運送事業にとって喫緊の課題に参加者らは真剣な表情で意見を交わした。また、その後に設けられた記念講演には日本酒市販酒コンテスト「酒コンペティション」で3年続けて1位を獲得した澄川酒造場(山口県萩市)の澄川宜史社長が登壇。代表銘柄である「東洋美人の酒造り」と題して講演した。
◎関連リンク→ 公益社団法人全日本トラック協会この記事へのコメント
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