ギオン（祇園義久会長、神奈川県相模原市中央区）は９月２３日、帝国ホテル（東京都千代田区）で創業５０周年記念式典を開催。荷主や協力会社、業界関連団体、政財界など多数の関係者が列席した。
　祇園会長は開会にあたり、「これまでを振り返り、本当にあっという間の５０年だった。現在も、汗を流して現場で支えてくれている皆さんがいればこそ、今日があるものと思っている」と述べ、「 現場ファースト、顧客優先の思いを持って５０年やってきた。その気持ちをいつまでも忘れず、 また、大きさを求めるのではなく、環境の変化に順応できるギオングループを目指して、次の世代へバトンタッチしたい」とあいさつした。

　来賓を代表して、加山俊夫相模原市長、石阪丈一町田市長、小倉まさのぶ衆議院議員（自民党）、もとむら賢太郎同議員（民進党）があいさつ。祇園会長とのエピソードを披露し、祝辞を贈った。
　続いて、５０周年を記念して、祇園会長から祝い金及び寄付金の目録授与が行われた。日夜、同社を支える現場の従業員に対して２億円のお祝い金が贈られたほか、現場をまとめ上げるマネジャーに対しては旅行券を贈呈。さらに、相模原市の重点政策である「桜の普及」に寄与することを目的として２０００万円を同市に寄付。町田市には、同市立国際版画美術館の作品購入費用として１０００万円を寄付。また、学生の教育に貢献するため玉川学園、桜美林学園、関東学院にそれぞれ３００万円が寄付された。
　祝賀会では、祇園会長と親交の深い作曲家・歌手の岡千秋氏が歌と演奏を披露し、５０周年に花を添えた。
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