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    プロに聞く人材採用のコツ「丁寧に、速く」

    2017年2月16日

     
     
     

     「面接が決まっても来ないことが多い」「学校で就職担当の先生からも、物流業界が不人気だという話を聞く」という声が各地で上がっているように、人材集めは厳しい状況が続いている。人事採用代行アウトソーシングなど、求人や人材育成業務を手がけるボイスプロ(愛知県春日井市)の渡邉文佳社長は「他業界に比べて人が集まりにくいと考えられがちだが、物流の中小企業でも人を集める方法はある」と話している。
     同社は物流業界と同じく、長時間労働・低賃金とされる飲食業界や介護業界で多くの人材を集めた実績を持つ。同社では採用代行を行う際、応募があると、まずは面談を行う。その後に受注先の社長面接という流れを基本としている。渡邉社長は「求人で重要なのは丁寧さとスピード」と強調する。理由を聞くと「求職者の就業意欲が最も高いのは会社に連絡を入れた時。そこから時間を置くほど就業意欲は下がる」という。同社のメールの返信は12時間以内、最低でも5日以内に求職者と面接前の事前面談を行うようにしているという。
     面談については「採用担当者か社長と会ってもらう前に必ず入れるようにしている。面接前のヒアリングで、事前に求職者が求める条件などを聞くことができれば、会社もそれに応じた話の進め方ができる。採用につながらなくても応募理由を控えておけば、外から見た自社の魅力を認識でき、求職者が求める最新の情報を得ることができる。その時の採用に役立つのはもちろん、長期的に見ても利益は大きい」と説明する。


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     さらに、面談は求職者の住まい近くの喫茶店で行うことを基本としており、社長は「求職者からすれば自分のために時間を割いてくれた企業という印象を受け、イメージアップにつながる」と効果を強調。特に「求職者が注目しているのは労働条件。若い人は休日の有無を気にするケースが多く、事前準備なしでは『週休2日ではない』といった面を気にして採用まで結びつかないこともある。しかし、面談や面接の際に年間休日などをしっかり説明すれば納得してもらえるケースもある。そのためにも求職者との事前の関係作りやリサーチが必要」と丁寧な対応の必要性を訴える。
     「物流業界に限ったことではないが、求職者は企業に対しプレッシャーを感じやすい。面談も含め、若い女性がコンタクトをとるようにすると就職までつながる確立も上がる」と、女性の起用と強みを強調する。
     こうした事前準備後に、社長面談で企業理念や社風などを共感してもらい、雇用契約を成立させる。また、面接に連絡なく来なかった場合にも、改めて求職者に連絡を取り、採用まで漕ぎ着けたケースがあるという。
     渡邉社長は「今は求職者が企業を選ぶ時。社会全体で見ても、コンタクトが取れても雇用に結びつくのは3割まで。だからこそ求職者が求める情報を的確に伝える必要がある。採用コスト、教育コストも今なら助成金を活用できる。労働環境が悪く人が来ないと考えている所もあるかもしれないが、だからこそ人を増やし、より良い労働環境の構築に向かっていく必要があるのでは」としている。
    ◎関連リンク→ ボイスプロ

     
     
     
     
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