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物流ニュース
ワンツーストック 低温自動化倉庫竣工、高い物流品質と保管品質
2017年4月25日
ワンツー・ストック(児玉聖司社長、横浜市金沢区)は2月13日、同区幸浦に新たに完成した低温自動化倉庫の竣工式を行った。
延べ床面積103.72坪、平屋建てで高さは20.15m。ダブルリーチ式のクレーンを採用し、移動式の自動ラックを備えた危険物倉庫で、庫内は5度に保たれる。ラックは前後で2パレットを収納できる間口を204個備え、合計408パレットを収納可能。ウェブカメラが設置され、保管状況や搬送の様子をリアルタイムに監視できる。パレットバーコードシステムで出し入れが自動化され、ピッキング事故を防ぐ。
また、低温環境を維持するために自動化された前室を備える。設計を担当した今川建築設計事務所は、「夏場の結露対策のほか、倉庫温度環境を維持するために、スムーズな荷捌きができる設計にした。海岸に近いため、錆や海風に対応できる仕様となっている」と説明。「自動ラックを備えた危険物倉庫の低温化というのは、国内では他に例がないのではないか」と話す。
あいさつに立った児玉社長は、「これからの時代はIT技術とロボット技術を融合し、うまく使いこなす人材を育てることが求められる。そのために新倉庫を活用する」と述べ、「危険性の高い化学品を取り扱う専門業者として、高度な物流品質と保管品質で応えていきたい」と語った。この記事へのコメント
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