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物流ニュース
押入れ産業 加盟店経営者大会
2017年3月8日
押入れ産業(黒川久社長、東京都港区)は2月23日、東京・大手町にあるKKRホテル東京で、2017年度押入れ産業全国加盟店経営者大会を開催。また同日、黒川社長による記者会見が行われ、今年度の事業方針などが説明された。
2016年度の事業実績について、黒川社長は主力のコンテナ稼働率が前年度に比べて減少したことを明かした。同社が手掛けるコンテナ台数は5790台で、前年比4%減少となり、稼働率も1.2%減少となった。
消費者ニーズは依然として高く、コンテナ需要は決して悪くないとしながらも、同社のコンテナが伸び悩んでいることについては、「品質を重視すれば価格が多少ながら高くなる。一方で、安さを求める消費者ニーズが依然として強くあり、それが我々の苦戦につながっている」と分析するとともに、「提携先からの紹介件数の減少」「外コンテナとの競合」「屋内保管メリットのPR不足」を挙げた。
一方、文書保管は堅調で、入札案件、既存顧客の拡大が図れ、2016年度は前年比6.5%増加している。また、同社が「PiO」ブランドとして手掛けるレンタル収納スペース事業(RSS)も既存店の対応力の向上などが寄与し、稼働率が前年比1.5%増加している。
こうした結果を踏まえ、2017年度は、「顧客目線」と「市場との対話」をキーワードに取り組んでいく。
コンテナ事業は、福岡で本部が直営店として運営を行うなどテコ入れを行っていく一方、加盟店別事業計画の徹底、ネットワークの構築を進めていくことで稼働率の向上を目指していく。
文書保管事業は新たに32社と新規契約した結果、昨年は41万件と、初めて40万台を達成した。今年度も引き続き新規獲得を狙っていく。RSS事業では1000室を目標に営業展開していくとしている。
◎関連リンク→ 押入れ産業株式会社この記事へのコメント
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