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物流ニュース
トナミ運輸 清須流通センター竣工、物流機能を強化
2017年3月30日
トナミホールディングスグループ中核のトナミ運輸(綿貫勝介社長、富山県高岡市)は3月10日、愛知県清須市の既存施設の再開発事業として建設を進めてきた「清須流通センター」の竣工式を行った。
同グループでは、「中期経営3ヶ年計画」の重点骨子の一つに掲げる3PL事業(サード・パーティー・ロジスティクス)の強化の一環として、「関東・東海・関西」のエリアにおける物流拠点の拡大に取り組んでいる。その中で、昨年6月に「平塚流通センター(神奈川県平塚市)」、同年7月に「関西センター(大阪市西淀川区)」、同じく11月に「南大阪流通第2センター(堺市堺区)」を新設。今回の「清須物流センター」の竣工は、その一連の拠点展開でもあり、「関東・東海・関西」エリアの物流機能の一層の充実強化を図るもの。
施設概要は、延べ床面積が約1900坪、建築面積で約1000坪を有し、地上2階建てで1階に常温・冷蔵、2階が常温となっている。冷蔵は、5〜10度帯での運用を予定。食品系の日配業務を中心に配送店舗65店からスタートし、75店舗まで拡大する方針。スルー型の施設ではあるが、余裕を持った天井スペースを確保しており、将来的には保管業務も見込んでいる。常温帯を中心に展開してきた同社だが、今回の冷蔵設備も兼ねたセンターは、初めての試みとなる。
期待される効果として、名古屋市中心部から10km圏内の消費者向け配送に適した立地にあり、東名高速・名古屋高速など主要高速道路を通じた配送サービス、名古屋港や中部国際空港を利用した物流ニーズにも対応。今回、既存施設内を再開発することで有効活用、並びに東海エリアに置ける3PL事業強化を図る。
同社の担当者は「今回のセンターを建設することで、東海圏のお客様サービスの向上が期待でき、多様化するニーズに応えることで、さらなる3PL事業の拡大に取り組んでいきたい」と意気込む。
◎関連リンク→ トナミ運輸株式会社この記事へのコメント
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