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物流ニュース
3PL協会 経営者セミナーでアマゾンなどの経営戦略を学ぶ
2017年3月30日
日本3PL協会(大須賀正孝会長)は3月3日、アキバプラザ(東京都千代田区)で「第12回経営者セミナー」を開催。講師は良品計画の元常務で、現在は良品計画の物流を担うアール・ケイ・トラックの社長を務める小森孝氏と、アマゾンジャパンのバイスプレジデントでライフ&レジャー事業本部統括事業本部長の渡辺朱美氏が務めた。
小森氏は「良品計画のSCM」と題し、事業概要と海外事業の取り組み、基幹となるMDプロセス(精算から販売、在庫管理まで)、業務改善を支える三つの柱と風土づくりについて講演。企業沿革説明では、「順風満帆ななか、安価なライバル会社が出て来たにもかかわらず、『ウチとは違う』と慢心して業績を落とした過去がある。この後は他社に学ぶ姿勢と、経営で一番大切なのはビジョンであることを肝に銘じてきた」と語った。
渡辺氏は「Amazonの企業理念と経営戦略」をテーマに講演。日本を含めて世界14か国、1年以内の利用顧客は3億人以上というアマゾンが、ビジネスに取り組むとき重要視することは「常にお客様の視点からスタートし、お客様の立場で物事を考える」という姿勢であると述べた。また、「お客様にベストな購買の判断をしていただくために多くの選択肢と正しい情報を提供することを、ビジネスの本質としている」と語り、顧客満足度を高める三つの柱、アマゾンのビジネスモデル、ショッピングを超えた価値の提供、アマゾンの成長と日本のEC市場の今後、アメリカで先行しているサービスについて説明した。
◎関連リンク→ 日本3PL協会この記事へのコメント
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