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物流ニュース
ラサール不動産投資顧問 ロジポート堺が竣工
2017年4月29日
ラサール不動産投資顧問(中嶋康雄代表取締役兼CEO、東京都千代田区)は4月17日、マルチテナント型物流施設「ロジポート堺」の竣工式を、大阪府堺市西区の同施設内で行った。
NIPPO(同中央区)、三菱UFJリース(同千代田区)と共同で開発を進めていた同施設は敷地面積約10万平方m、地上2階建てで延べ床面積は約11万6000平方m。有効天井高は同社最大となる6.5m以上、1階床荷重は1平方mあたり2トンを確保する機能性を有している。2階フロアの防火区画内には柱がなく、自由度の高いレイアウトが可能なほか、最大で20区画に分割可能で、テナント企業にとって利便性の高い施設といえ、竣工時点でテナント契約率は約30%となっている。
竣工式で中嶋代表取締役兼CEOは同施設について、「通常の物流不動産開発のセオリーとして、4階建て、5階建てが一般的だが、今回は2階建てとした。これは、今の物流企業の悩みとして人手不足が挙げられており、いかに機械化や省力化をしやすいかを追求した結果であり、天井高の確保や柱がない空間などを盛り込んだ」と説明。また、アスクルの物流倉庫火災を踏まえての防災対策への質問には、「通常のこと以上はしていない。当社はこれまで何十棟も物流施設を手掛けてきて、消防法に準拠して建ててきた。今後、運用の段階に入っても、テナントとのコミュニケーションを密にして安全を守り続けていきたい」と話し、「アスクルの事故や宅配便の人手不足問題などで、物流がいかに大事か再認識されている。新しい倉庫で効率よく、負荷をかけないようにすることが使命だと感じている」と述べた。
なお、国内最大手の舗装事業者であるNIPPOは、不動産開発における新規事業の一環として、今回初めて大型物流倉庫開発に事業参画した。
◎関連リンク→ ラサール不動産投資顧問株式会社この記事へのコメント
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