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物流ニュース
雄山陸運 メーカーと特注車両を開発
2017年6月30日
雄山陸運(山村仁社長、神奈川県海老名市)では、ボディーメーカーと共同開発した特注車両が活躍している。
通常、9m以上の長尺物を運ぶ場合は大型車両を手配することになるが、同社では4トン車で対応が可能。同社の4トン平車はボディー長8500mm。後ろ出しは全長の10%まで認められるため、全長が11mであることから、最大で9600mmの長尺物を搬送することが可能。また、特注した幌を取り付けることで、積載重量を確保するとともに、水濡れ厳禁使用に対応できる。
ウイング車についても、ボディーメーカーと協議を行い、アルミ型材の使用で軽量化を実現。積載重量を減らすことなくボディー長6500mmの増トン車両を作った。結果、一般的な車両に比べて2パレット多い14パレットが積載可能。
また、平ボディーで使用する器具や安全用具についても、独自の改良を重ねている。平ボディーの場合、荷物の形状は様々。機械設備や工作機など機械物、型材などの長物など形がバラバラで不安定なものも多い。同社では、フックや当て板、荷締め具を自作・改良して顧客の荷物に最適な形状にし、輸送効率を高めている。
こうした開発・改良は、荷主でもあるボディーメーカーとの長年に渡る付き合いの中から生まれた。小塚隆広次長は 「サイズの違いを数字だけで伝えてもイメージを伝えることは難しい。実際の荷物を見せてもらい、最適な車両を提案している」と説明する。
◎関連リンク→ 雄山陸運株式会社この記事へのコメント
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