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    タカラスタンダード 物流改革にチャレンジ、トラックの待機時間を減少

    2017年6月7日

     
     
     

     タカラスタンダード(渡辺岳夫社長、大阪市城東区)は、九州エリアの配送を担う新物流拠点「福岡物流センター」の本格稼働を5月8日に開始した。同物流センターはタカラスタンダードが「自社の物流改革の象徴」となるべく、30億円をかけて新設。地上5階建て、延べ床面積は従来の2倍の約2万4200平方m、1日あたりの出荷能力も約1.2倍に増強した。
     同社で物流改革に当たった業務統括本部の吉井剛仁本部長は「明治45年設立という長い社歴がある分、昔ながらの物流システムが現在にまで続いてしまった傾向があり、全国に保有する物流5センターと建屋坪計2748坪にのぼる5か所の倉庫、いずれも物流体制の改革が必要な状況にあった」と話す。「まずは自分も勉強が必要」と考え、「全国各地の物流施設を訪問し、自社の物流に取り入れられるものがないか、見学させてもらった」という。
     「ホーローをメーンとするシステムキッチンやシステムバスなどは、重量がある商品。ホーロー製品は製造にも時間がかかるので、それなりの在庫も必要。そこで、いかに製造順に出荷しやすくするか、それと協力運送事業者さんの荷下ろしと荷積みをいかにスムーズにしてトラックの待機時間を減らすかに心を砕いた」と吉井本部長。「入出庫の管理システム(WMS)の導入はもちろん、動線にも注目した」と述べる。


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     「いままでの倉庫は搬出口が一つしかなく、工場から送られてきた製品の搬入が終わるまで搬出ができないということもあった。新センターでは3面開口を採り入れ、各階に4基設置した垂直搬送機のうち2基を、2階から5階に設置した自動倉庫と連動させ、搬入した製品は荷下ろししたら、とにかく保管フロアの自動倉庫に仮置きし、1階の床面は常に空けて荷捌きに使えるようにした。入出庫がひと段落した時点で、仮置きした自動倉庫内の本日の搬入品を正規の保管場所に収め、また自動倉庫は空にして明日に備える。同じように、これから出庫するものを車両ごとにピッキングして自動倉庫に保管、搬出時にすぐに荷積みできるよう準備ができる」と説明。「本来の自動倉庫の使い方ではないかもしれないが、この方法なら搬入・搬出の流れがスムーズになると考えた」と語る同本部長。
     また、トラックの接車部分はL字型・高床式のトラックバースにすることで、ドライバーのストレスを軽減すると同時に、より多くの台数の接車を可能にし、荷下ろしスペースも各車両で確保、「従来の2倍のトラック台数が同時入出庫可能となった」と話す。
     「これからの物流は効率の良さも追求していかねばならないと思う。協力運送事業者の方々にお願いするだけでなく、荷主側もできるところは協力し、お互いに良い物流を目指していきたい」と語る。
    ◎関連リンク→ タカラスタンダード株式会社

     
     
     
     
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