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物流ニュース
ドライバーが病気、回復までサポート
2017年7月10日
大阪府で食用油の配送をメーンに地場輸送から長距離までを展開している運送事業者では、目の病気を抱えた社員の雇用を続けている。同社は、社員数十数人で365日仕事をこなしている。一人欠けても仕事に支障を来してしまう状況だが、仕事が続くかどうかわからない人材の雇用を進めるよりも、既存社員の病気を治すことを決めた。
「働いている社員をクビにすることは難しい。もめごとの原因を作りたくないということもあるが、いままで頑張って働いてくれている社員を簡単に切ることはできない」とし、「時間をかけて病気を治す選択をした」と同社社長は説明する。
治療を開始して2か月ほどで完治したこともあり、現在も元気で働いてくれていることで同社長もホッとしている。「正直、周りの社員には迷惑をかけてしまった。文句も言わずに助けてくれた社員に感謝している。荷主も理解してくれたので本当に感謝の気持ちしかない」と説明。「定期的に眼科医に行かせている」と話す。
また、同社では社員自身が健康管理に高い意識を持っており、自転車通勤や徒歩通勤のほか、仕事が終わってから毎日、ジョギングで帰宅する社員も多いという。会社全体で健康志向の生活をめざしているという。
「仕事をする上で一番大切なのは、健康と思ってくれている。意識の高い社員を守れるように、できる限りのことは、これからもしていきたい」との思いを話す。一時的に会社の売り上げが下がっても、既存社員を雇用できるように取り組むことが、人材不足を解決する一つの答えにもなるようだ。この記事へのコメント
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