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物流ニュース
裏切りの配車マン 運転者を根こそぎ・・・
2017年8月17日
人材不足問題で頭を抱える運送業界。求人募集を出しても人が集まりにくい。各社でドライバーの確保や退職者を出さないよう、さまざまな取り組みが行われている。
京都府の運送事業者では、長年、仕事をしてきた配車マンが退職したことをきっかけに、ドライバーが次々と退職し、頭を抱えている。同配車マンは、営業所の立ち上げ時から新規営業などで駆け回るなど、会社を成長させてきたメンバーだった。退職前は管理職として仕事をしており、会社で購入した車両を同配車マンに渡すほど信頼していたという。しかし、あるときから様子がおかしくなり、退職することになった。
ドライバーが次々と退職することに違和感を感じた同社社長。在職するドライバーから「元配車マンから他社への転職を進められている」と聞いて、驚きを隠せないという。「引き抜き話を聞いて調べていくと、13年間付き合いのある運送会社が別会社を立ち上げ、そこに元配車マンが働いているだけでなく、引き抜いたドライバーも働いていることがわかった」と話す。
配車マンが顧客へ営業をかけていることも、荷主からの連絡でわかった。同社長は「先方の社長にも聞いたが『知らない』と言っている。信じることができない。いままでいい取引をしていると思っていたが、そんな仕打ちを受けるとは思わなかった。法律的には問題はないだろうが、人としてのモラルが欠けていると感じてしまう」と語る。
今後は、「先方との付き合いを考えながら、荷主を取られないようにしっかりと脇を閉めて営業を展開したい」と話している。この記事へのコメント
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