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物流ニュース
クレディセゾン 給与をスムーズに前払い「アドバンストペイセゾン」
2017年10月30日
海外のみならず国内の日常生活の一部で必需品となっているクレジットカード。カード会員総数約2500万人というクレジットカード発行会社、クレディセゾンが今夏から、社会人に向けた新サービスの提供を開始する。新サービスの名前は「アドバンストペイ・セゾン」。給料の一部を本来の支給日を待たずに一足早く前払いで、希望する口座にスピーディーに振り込んでくれるサービスだ。
クレディセゾンでは「急な病気やケガによる治療費など、給料日の前にお金が必要になったときなど借金をするのではなく、スマートフォンの操作だけで自分のお金を少し早く手にできる。前払いを会社に申し込んだり説明したりといった手間や煩わしさがなく、会社側も現金の準備や前払い処理の手間がかからない。給料支給時にクレディセゾンからの報告データにそって天引きするだけ。従業員さんへの福利厚生の一つにもなるのでは」と説明する。
この新サービスを構築したのは、クレディセゾン営業企画部・特命担当の4人。嶋田かおり部長を先頭に、榎本俊博氏、佐藤有悟氏、北亜矢子氏が部長と共に様々なハードルを乗り越え、サービスの開始に至った。ドラマに出てきそうな「特命担当」部署は、約1年半前、クレディセゾンの林野宏社長から嶋田部長に「給料を少しだけ早く融通するサービスを提供できないだろうか」と直々に指示があったことが始まり。嶋田部長は別部署にいた榎本・佐藤の両氏を部下として指名し、3人でミッションをスタート。「予想外の部分で法の壁に多々ぶつかり、その度に皆で勉強し解決策を見つけてきた。特に物流業界の皆さんの様々な就業時間や状況に対応し使いやすいように、また、主な契約対象に想定している中小事業者の社長や経理ご担当の方々の処理負担も軽減できる内容になったと思う」と語る。後に北氏が特命メンバーに加わり、この夏、物流業界を皮切りにサービスがスタートする。
このサービスは導入コストが不要で、クレディセゾンと事業者会社が契約を結び、従業員の勤怠実績を基にクレディセゾンが支給予定の給料額から前払い可能額を計算。サービス利用可能な従業員の選択や給料のうち、いくらまでを使えるようにするかなどは会社側で設定でき、このサービス利用時にかかる申請額別手数料は利用する従業員が支払い、事業者はサービスを利用した従業員の給料支給時に利用額を天引きし、クレディセゾンには後日、まとめて従業員の利用額を支払うシステム。
ポイントは、事業者が前払いのためにキャッシュを用意しないで済むこと、従業員はスマートフォンで24時間サービスを利用可能できるので、急に銀行に立ち寄れないドライバーや市街地から離れた物流センターで作業する従業員も時間や場所を選ばず使えることなど。
詳細や申し込みは、クレディセゾンのHPを参照。
◎関連リンク→ 株式会社クレディセゾン
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