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    札幌都心交通研究会の共同配送実証実験 配送コスト削減に寄与

    2017年9月28日

     
     
     

     札幌市、運送事業者、商業関係者などで構成する札幌都心交通研究会は昨年10月初旬から今年2月末までの間、「荷さばきエリアマネジメント実証実験」として、札幌都心部で一部の荷物の共同配送を実施した。この結果、配送時間の減少による物流効率化や、路上荷さばき時間の減少による道路空間の価値向上への期待が確認された。
     実験は、札幌市大通地区(東西は創成川通〜西7丁目、南北は南大通〜南4条)に配送される荷物の一部を既存ストックポイントを活用して共同配送を実施したもの。同エリアでは、「1台のトラックによる複数の荷受け先への配送」のため、長時間の路上荷さばき駐車が常態化していた。
     札ト協特積部会の協力のもと、運送事業者2社が都心部及び郊外のストックポイントを提供し、それらのストックポイントに3社が荷物の持ち込みを行い、共同配送を実施した。


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     これにより、都心部への共同配送に参加した事業者の1日における荷物の配送に要する時間が14~63%減少したことに加え、荷物の持ち込みを行った事業者からは「共同配送の取り組みが配送コストの削減や、労働環境の改善などに寄与した」との声が寄せられた。
     また、ストックポイントを活用した地下街共同配送に参加した事業者では路上荷さばき時間が約10分減少し、大規模商業施設館内への共同配送に参加した事業者では、路上での荷さばき時間が不要(約20分減少)になった。
     同研究会では実験の成果として「参加した物流事業者の配送時間および路上荷さばき 時間が短縮されるなど、物流事業者及び道路利用者を含む地域にとって有効な取り組みであることを確認できた」として、引き続き、荷さばきエリアマネジメントに取り組むことを確認。
     また、道路パフォーマンスの向上による景観や安全などの観点から、路上荷さばきの「さらなる抑制」が重要であるとして、取り組みを広げていくためには、①共同配送への参加が難しい時間指定荷物、大型荷物、生鮮品などの取り扱い②札ト協特積部会参加事業者以外の物流事業者が参加できる仕組みづくり③共同配送する荷物を受け入れるストックポイントの規模の確保④共同配送にかかる単価、費用についての検討――といった課題があるとまとめた。
     今後については「今回の社会実験を契機とした地域、物流事業者、行政などの関係機関による連携の枠組みを用いて、 本取り組みをさらに推進し、道路空間の価値を向上させる」としている。

     
     
     
     
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