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物流ニュース
鶴見 運輸安全マネジメント大会、交通安全へ一致団結
2017年8月30日
鶴見、鶴見運送、鶴見運輸倉庫からなる鶴見グループ(三浦政人社長、大分県別府市)は8月26、27の両日、別府市にあるビーコンプラザで13回運輸安全マネジメント大会を開催した。
同大会は、「プロの意識と誇りで事故・災害ZEROエンドレス・チャレンジ・前進!」と題し、サブスローガンに「物流品質の向上と安全運輸で、築く信頼!」を掲げ実施された。
三浦社長は、「働き方改革の実現に向けて進められている昨今、安全も含めて、ご一緒できるパートナーと共に進んでいきたい。安全は企業の信用と責務だ」とした上で、「休み明けの事故増加を踏まえ、休日の過ごし方を考えたい。元気な顔で、元気に仕事ができる環境作りに取り組んで行きたい」と抱負を述べた。
自動車事故対策機構大分支所の守屋直己チーフは、「鶴見さんは昔から運輸安全マネジメント大会を実施している数少ない企業。業界内でも、同じような大会を自社でも行いたいという声が非常に多い」と同社の取り組みを評価した。
運輸安全マネジメント大会事業の取り組みについて清家修一リーダーは「社員全員で参加意識を持ち、安全に取り組んだ。ミーティングを重ね、それぞれが率先して活動を進めている」と現状を報告。「プロとしての意識を強く持ち、安全に対して真剣に取り組むことが必要だ」と指摘した。
同大会の中では、九州トラック交通共済協同組合(石塚政章理事長)の工藤浩之氏が、ドライブレコーダーの映像を使用した講話を行い、事故発生に関する危険因子や事故原因を解説した。
同大会の中核となる「チーム討議と発表」では、部門別に編成した7チームが、「休日の過ごし方」「上期の取り組みと目標達成度報告、及び下期の重大事故防止対策と目標」について討議、発表した。
同26日の大会には「鶴見の安全隊」(鶴見運輸倉庫大分営業所)、「TRY」(鶴見運送本社営業部)、「みんなの絆」(同)、「SF」(鶴見北九州営業所)の4チームが、27日には残りの3チームが参加した。
チーム「みんなの絆」は、安倍茂リーダーが「6時間以上の睡眠の確保などを実行することで、下期の生活リズムを崩さないという目標を達成したい。運転中のスマホ使用をしないなど、プロとしての意識も持っていきたい」と発表した。
続いてチーム「TRY」は、車両周囲の安全確認の徹底で事故ゼロを掲げ、清家修一リーダーが「休日前の疲れを持ち越さないため、家族にも協力してもらい、休養をしっかり取る」と発表。「疲労の蓄積が事故につながる」と指摘した。
チーム「SF」は軽微な接触事故ゼロを掲げ、佐東哲治リーダーは「小さな事故を防ぐことで大きな事故を未然に防ぐこととなる」と発表。「狭い道では停車した上で相手に道を譲る」など余裕をもった行動が必要だと指摘した。
最後に、チーム「鶴見の安全隊」の発表では、岩田陽一郎リーダーが、「1年間、無事故日数を伸ばすことを目標とし、『かもしれない運転』を心掛け、初心に戻って安全運転を行っていく」と述べた。
討議中は来賓やオブザーバーとして参加した運送会社、荷主らがそれぞれのチームを訪れ、取り組みを熱心に見学した。
参加者全員で安全に向かって唱和したのち、大分ト協(青木建会長)の益永浩常務は「一人ひとりが責任を持って目標を決め、課題に取り組む姿勢、事故防止について深く考えている姿には感銘を受けた。これこそが組織だと感じた」とあいさつ。
最後に、全員で「やるぞコール」を上げ、場内は熱気に包まれた。
◎関連リンク→ 株式会社鶴見この記事へのコメント
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