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物流ニュース
ビール4社初の共同物流出発式
2017年10月6日
アサヒビール、キリンビール、サッポロビール、サントリービールの大手4社は9月12日、JR札幌貨物ターミナル駅で「ビール4社初の共同物流」の出発式を開いた。4社の商品を積み込んだ鉄道コンテナをバックに、関係者によるテープカットを行った。
コンテナを活用して各社の商品を道東方面に共同輸送するもので、大手4社がそろって商品を混載する取り組みは全国で初めて。
4社に加え、共同物流に協力するJR貨物、日本通運の代表者に対し、物流総合効率化法の総合効率化計画認定通知書が授与された。
ビール4社を代表してサッポロビールサプライチェーンマネジメント部の田島一孝部長が「道東エリアにおける共同配送の出発式を盛大に迎えることができ感慨深い。4社は営業部門の領域では切磋琢磨しているが、物流部門の領域では、車両とドライバーの不足、車両の有効活用、小ロット化への対応など、抱えている問題が多数共通している。今回は初めて4社揃っての共同配送が実現した。安定的かつ環境に優しい観点から、持続的な物流を実現していくことが喫緊の課題となっている」とし、「北海道内ではこれまでほぼトラックでの配送だったが、鉄道コンテナを活用することに特徴がある。新たな物流スキームのスタートとなり、横展開も視野に入れ、有効なモデルとなるように努力していきたい」と語った。
JR貨物北海道支社の内山健支社長は「ビール4社の混載輸送は、当社として全く新しい取り組みとなる。お客様のニーズにマッチする画期的な事例であり、鉄道輸送の新たな展開を切り開くこととなる」とあいさつを述べた。この記事へのコメント
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