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物流ニュース
SBSHD 新マッチングサービス、運ぶ側から条件提示
2017年9月29日
SBSホールディングスは9月26日、自社開発した無料動態管理WEBアプリ「iGOQ(イゴーク)」を使った配車マッチングサービスの詳細について、鎌田正彦社長(写真右)が、共同開発した物流専門のシステム会社シーオスの松島聡社長(同左)と共に記者発表会で説明した。
「イゴーク」は、SBSHDが配信する無料アプリをダウンロードし、ドライバー側のスマートフォンで走行位置や状況をリアルタイムで管理できるシステム。鎌田社長は「20〜30台規模でも自社車両の動態把握に使っていただける。ここまでは無料でお好きに使っていただく。次のステップとして、仕事のマッチングにも参加しようかな、という事業者の方は空車情報を登録していただく」と説明。「トラック運送では、荷動きが止まる時間帯が発生しやすいが、その情報を登録していただき、荷主からの条件と合った仕事があれば即座に受けて走っていただく。大きな特長は、運ぶ側から条件を提示し、それでOKという荷主を自動マッチングするという点。運賃交渉は一切しないので、条件が合えばスピーディに仕事につながる」と語った。
松島社長は「経済は第4次産業革命の真っただ中にあるが、ロジスティクスは一歩遅れているように思う。それは〝紙と鉛筆と気合と根性〟で乗り切ろうとする業界から抜け出していないからで、ここにデジタル民主化をもたらしたい」と説明。
マッチングシステムは10月末頃にリリースを発信。まずは空車の車両登録を集め、1万台程度の登録数を目標として地域限定でスタートする模様。荷主側からの希望金額は受け付けず、提示条件に承諾した荷主に車を付けていく。
◎関連リンク→ SBSホールディングス株式会社この記事へのコメント
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