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物流ニュース
キュラーズ トランクルームシェア25%
2017年10月30日
トランクルーム事業を手がけるキュラーズ(東京都品川区)は、シェア25%を誇り、首都圏を中心に新店舗をオープンさせている。スティーブ・スポーン社長は、同社の成長について、「これまでも日本国内の需要はすでにあったが、それに見合った供給がなかっただけ。日本の住宅は収納スペースが少なく、戸外に押入れがほしいというニーズが潜在的にあった」と分析する。
「当社は、それを実現するための努力をした」と、日本国内に「トランクルーム」の概念を根付かせるため、奮闘した過去を振り返る。「現在では、『荷物は家の外へ』という考え方が徐々に浸透してきたと感じる」
同社のトランクルームは、平均3000平方mという広さ。「建物そのものに存在感があるかどうかが物件選びのポイント」と明かす。「広告を見なくても、トランクルーム自体が広告塔になる」。そのため、立地も重要で、主にブローカーから購入している。
「消費者の立場に立って、より良いサービスを提供することが使命」と笑みをこぼす同社長。「スタッフを常駐させ、湿度管理など、徹底的にこだわっている。スタッフも施設も明るく、設備も整っていることが他社との差別化につながっているのでは」と語る。
同社長は、「実は1号店も最新の店舗も、ほとんど変わりはない」と話す。「1980年代、海外でも市場に新規参入が増加したが、結果的にパイが増え、業界全体の底上げにつながった」とし、「日本でも、もっと競争相手が増えても構わない」と不敵な笑みを浮かべる。「当社は、これまでと変わらず、ただ良いサービスを提供していく」と自信を覗かせる。それはまさに「simple」な理論だと、同社長は微笑む。
現在61店舗を展開し、今年は2軒、来年以降も3軒のオープンを予定。「市場はまだまだ若い。長期的に見て、成長の余地がある」と説明する。常に笑顔を絶やさないスポーン社長は続けて、「1年後も5年後もすべきことは同じ。まずは物件数を2倍にすることが目標」と未来を見据えていた。
◎関連リンク→ 株式会社キュラーズこの記事へのコメント
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