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物流ニュース
ファミリーイナダ ストレス軽減を図る「マッサージチェア」
2018年2月17日
マッサージチェアの大手専業メーカーで知られるファミリーイナダ(大阪市淀川区)は、ストレスチェックに対応した「インスパイア」を企業向けに展開している。
同社では、15年前からストレス軽減を図るプログラムの開発に着手。大学や医療機関と研究を重ね、2015年11月にインスパイア事業部を設立。業界初となるオフィス向けのマッサージチェアとして、同製品のリース提供を開始した。ちょうど同年12月には、厚労省が50人以上の事業所に対してストレスチェックを義務化。営業本部の幅数馬係長は、「福利厚生や健康増進の一環として、マッサージチェアができることもあるのではないかと考えた」と、同製品の意義を訴える。
国立筑波技術短期大学元学長の西條一止氏が監修した技術を用い、「ストレスを可視化する」のが同製品の最大の特徴だ。脈波から心拍を測定し、副交感機能の動きを分析。搭載された専用タブレットには、マッサージ使用前後のストレス指数とその改善度が表示され、状態を知ることができる。
利用する従業員一人ひとりにUSBを渡し、個人にデータを管理してもらう仕組みで、蓄積された測定データをもとに、ストレス状態や使用状況を評価。生活習慣などのアドバイスが表示され、セルフケアに役立てることができる。過去6年間の脈拍の履歴を週・月・年ごとに表示でき、変化をとらえることも可能だ。
また、従来製品では1コースあたり15分から30分程度かかるところ、同製品は24か所を一気に揉みほぐし、「わずか7分で完了する」。これは「人の手の90分に相当する」という。「座り仕事」「立ち仕事」「車の運転」などジョブスタイルに合わせたマッサージコースを用意し、揉む場所や順番、強さなども変えている。
同係長は、「ストレスが解消され、本来のパフォーマンスを発揮すれば、生産性の向上につながるはず」とし、「少しでも『疲れたな』と思った時点でパフォーマンスは落ちている。ドライバーの方には、待機時間などに、『業務の一環』としてぜひ利用して欲しい」と語る。
リースのみの展開。6年契約で月額1万9800円、5年では同2万3500円。メンテナンスやバージョンアップの費用も全て含まれる。同社のスタッフが半年に1回訪問し、使用状況の履歴をレポートとして作成するサービスも。
同係長は、「ドライバーの皆様が生き生きと健康で働かれているというのは、会社としても収益に繋がる重要なことのはず。ぜひ導入頂ければ」と語る。
◎関連リンク→ ファミリーイナダ株式会社
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