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物流ニュース
バルーン 食材ECサイト運営、「待つ」時間を楽しんで
2018年3月13日
讃岐釜揚げうどん 「丸亀製麺」をはじめとする飲食業1315店舗(2017年11月)を世界各地で展開するトリドールホールディングス(粟田貴也社長、兵庫県神戸市)。同社は16年7月に、食材に関するEコマース(電子商取引)事業を行う子会社を設立した。
その食材ECサイト運営会社バルーン(志水祐介社長、東京都品川区)では17年2月から、運営サイト「BallooMe(バルーミー)」を立ち上げ、20年3月までに年商100億円を目指し、食材販売を開始している。
同社が行う食材販売について、宮本瞳CMO兼CFO(写真左)は「男女を問わず、好みの『おいしい』を見つけたいと考えている幅広い年齢層をターゲットとしたBtoC」とし、「食材に関するストーリー(情報)を販売ツールに、食材通販の新たな価値を提供していきたい」と話す。
このように同事業では、同社グループがこれまでに築き上げてきた生産者とのネットワークを生かし、「BallooMe」を販売チャネルとして「安全でおいしい食材と食材選びや買う楽しさ」を提供していく考えだ。
本橋徹CXO(業務や機能の責任者、同右)は「対象エリアは商品にもよるが、日本全国を想定している」とし、「この1年間、生産者が直接送る『産直』の物流を展開してきましたが、サービスの充実を図るために物流拠点を置くことを現在、検討しているところです」としている。
また、「調理風景や食材の背景にあるストーリーで差別化を図っていくため、どれだけストーリーを充実させ磨きこめるかが最大のポイント」としたうえで、「物流においてもスピードよりは、待っている間が楽しいと思ってもらえるようにしたい」と考えている。
「BallooMe」は自社サイトのほか、ヤフーショッピングや楽天市場への出店も行っている。取り扱う食材は300アイテム(昨年末時点)で、今年は1年かけて、この300アイテムを育てていくとしている。
◎関連リンク→ 株式会社バルーン
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