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物流ニュース
エスコット 廃棄パレットを再生、法人向けプラン販売
2018年4月25日
廃棄されるパレットを再生させ、リーズナブルな価格で物流事業者に販売する事業を手がけているエスコット(東京都豊島区)の土器薗歩社長。今年から新事業として、ディスプレイ用パレット販売サイト「パレットデポ」を開設し、「法人向けパッケージプラン」の販売を開始した。
物流業界出身という同社長。「大量に廃棄されるパレットの横にある多くの新品のパレットを見たことが事業をスタートさせるきっかけになった」という。「廃棄されるパレットを買いたいと言いに行った際、『タダでいいよ』と言われたが、きちんと料金を支払った」。パレットを廃棄するにも費用がかかる。再生したパレットは新品より安く提供できる。顧客から「ずいぶん安いね」と喜ばれたという。
メインの顧客は、もちろん物流関係者だが、「ときどきだが、展示会や店舗のディスプレイ用に使用する顧客が来るようになった」という同社長。また、個人用にもパレットを販売しているという。「全く知らなかったが、パレットを使ってベッドにしているユーザーがいるようだ」という。
「一人暮らしで賃貸に住んでいるような女性の購入が多い。個人用では1枚2980円から3980円で売れる。物流事業用で400円から750円。ディスプレイ用でも1500円。単価がまるで違ってくる」と説明する。「従来のパレットの売り方ではなく、価値を上げて違う用途で使ってもらう。この事業を今後、大きくしていきたい」という。
個人用販売のきっかけは「女性が、パレットを数枚欲しいというので、『何に使うんですか』と聞いてしまったこと」という。「ベッドにすると聞いて驚いた。しかし、調べてみると欧米ではパレットをベッドにすることが珍しくないことを知った」と同社長。「事業規模で物流向けと個人・ディスプレイ用が半分ぐらいずつになればいい」と考えているという。
◎関連リンク→ 株式会社エスコット
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