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物流ニュース
ESR&ランスタッド 労働力確保へ提携
2018年3月8日
ESR (東京都港区)はこのほど、総合人材サービス会社のランスタッド (同千代田区)と1月22日付で業務提携し、テナント企業の労働力不足解決へ取り組むサービスを提供することを発表。19年1月末竣工のマルチテナント型施設「ESR市川ディストリビューションセンター(DC)」に、テナント企業の人材供給を専門で実施するランスタッドの支店を開設する。
ランスタッドは物流系人材に強みがあり、人材派遣、スポット派遣、ドライバー派遣、採用代行など豊富なサービスメニューがある。テナント企業の人材募集から採用・労務に関する業務の全てを同DC内の同社支店に委託することで、テナント企業は人材業務に煩わされることなく本業に注力することができる。さらに、施設内にESR専属チームが常駐することで、ニーズへの深い理解と迅速な対応が可能となり、地域や業種特性に合わせた人材採用と密接なフォローで定着率の改善が期待できる。
また、テナント企業は社員、自社パート・アルバイト、ランスタッドの派遣スタッフなど、さまざまな形態での人材活用が可能となる。
さらに、ランスタッドが開発したスポット専用アプリの活用で、マッチングのスピード化とユーザーの利便性向上を実現。求職者側は同DCを特定して人材登録を行うため、テナント企業側は、人材確保とリピート採用を容易に行うことができる。
ランスタッドのカイエタン・スローニナ会長(写真右)は、 「同DCは立地条件や施設の充実度は非常に高く、就業環境としては申し分ない施設。そこに当社の専門支店が入ることで、派遣スタッフの施設内での継続的な雇用や人材育成が促進され、さらなる雇用創出につながる」とコメント。ESRのスチュアート・ギブソン社長(同左)は「これまでも、10万平方m以上の施設には託児所やラウンジを設けるなど、労働力確保のためのハード面での対策は行ってきたが、今回の提携により、ソフト面でもテナント企業をサポートできる大きな一歩が踏み出せた」としている。
同DCの概要は、敷地面積10万2244平方m、延べ床面積22万5007平方m。東関東自動車道湾岸市川ICから3キロ。
◎関連リンク→ 株式会社ランスタッド
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