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物流ニュース
スキャンインター 作業時間の短縮実現 ベルギー製のカーテンスライダー式トラック荷台
2018年3月6日
スキャンインター(神奈川県川崎市宮前区)はこのほど、ベルギー製のカーテンスライダー式トラック荷台「ヴァーサス・オメガ」の国内販売を開始。荷台の側面がじゃばら状のカーテンのように開閉するもので、既存のトラックシャシーへの架装が可能。同社の新妻秀直氏は、「ヨーロッパでは一般的で、日本でもニーズは高いはず」と説明する。
カーテンスライダーの上下に設置したローラーが特徴で、一度引くだけでスムーズな開閉が可能。瞬時に荷台へアクセスでき、作業時間の大幅な短縮が実現する。手動式で電子部品がないため「メンテナンスもしやすい」。
同氏は、「平車では、シートを被せるなど、積み込みに時間がかかるケースも多い」とし、同製品であれば「簡易的に固定できるため、シートを被せる作業をなくせる」とアピールする。
「平車とウイングの中間」と表現する同氏。「ウイングよりコストが低く、納期も短い」とメリットは大きい。スライダーには一定間隔で補強支柱が入っており、荷崩れが起きても荷物の落下は起きにくい設計である。
カーテンの生地は、テント倉庫などにも使われる、耐久性の高いものを使用。スクリーン印刷も可能で、オリジナルのデザインをプリントできる。
洗浄は水洗いが基本となるが、「汚れがひどい場合は、シートだけの交換も可能」。有蓋トラックの7割がカーテンレール式荷台だとされるヨーロッパでは、貼り替えた後の廃材が、バッグとして使われることもあるという。
ベルギーから部材を輸入し、ボディメーカーで組み立てを行う流れ。2―4トン車用(全長8.5mまで)の「ペンタシティ」、6―13トン車の大型車やトレーラ向け(同13.6mまで)までの「ペンタウェーブ」の2種類をラインアップ。価格は4トン車用で300万円から、10トン車で600万円から。オプションで天井部分もアコーディオン式に開閉させることができる。
同社では、3月末まで架装代半額キャンペーンを実施している。
◎関連リンク→ 株式会社スキャンインター
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